Image: XREAL

立体表示可能なARグラスとセットで、アップルの空間ビデオ戦略に挑むのでしょうか。

2つのレンズを広い間隔で配置しているこのスマホらしき物体。これ、ARグラス市場で高いシェアを誇るXREALが、新たに送り込んでくる「XREAL Beam Pro」というデバイスなんです。内覧会かもしれないけど、中国で発表されたみたい。

ところで、なぜ、左右のレンズを離しているのでしょうか。

Image: XREAL

それはXREAL Beam Proが、空間ビデオが撮れることを強く意識したデバイスだから、なんでしょうね。

空間ビデオ=立体映像が撮れるカメラは2つのレンズ間距離を人間の瞳孔間距離(IPD)に近づけて、人間と同じ視差の立体映像が撮れるように作られています(ただしiPhone 15 Proは別)。XREAL Beam Proも、立体映像カメラと同様のレンズ配置を目指したのでしょう。

Image: XREAL

カメラセンサーは両方とも5000万画素。OSは、Android 14ベースのnebulaOSというもの。スマホやPCでXREAL Airシリーズを動かすときにnebulaというアプリを使うので、XREALのARグラスと協調するOSに仕立てているはず。

海外から伝わってきた発表内の写真を見ると、 Snapdragon 6 Gen 1を搭載。ディスプレイサイズは6.5インチで、USB Type-Cポートは2口(1つはARグラス接続用)。価格はメモリ6GB/ストレージ128GBが1299元(約2万8000円)〜。他にもSIMが使えるセルラーモデルや、黒ボディのエンタープライズモデルも出るみたい。

公式のティザーを見るかぎり、6月18日から開催されるXR系展示会 AWE USA 2024でグローバル発表をするとみた!

Source: XREAL via Sûjåñ Tharu