とちぎテレビ

ドメスティックバイオレンスや性被害などの困難を抱える女性が、通信アプリ「ＬＩＮＥ」で気軽に悩みを相談できるサービスが６月１日からスタートします。

６月１日からサービスがはじまる「困難を抱える女性ＬＩＮＥ相談＠とちぎ」です。

複雑化・多様化する女性の問題に対応するための「女性支援新法」が、２０２４年４月から施行されたことを受けた、栃木県の取り組みの一つとして開設されました。

性被害や配偶者・交際相手からの暴力、生活の困窮などの悩みに対し１対１のチャットで相談に乗るもので、県内に住む女性を対象に火曜日と土曜日の午後３時から１０時まで受け付けています。

県は現在、電話相談窓口も設置していますが、匿名で、気軽に利用できるのがＬＩＮＥの利点だといいます。

女性支援について県が２０２３年に行った県民へのネットアンケートでも、匿名で気軽に相談できる窓口を望む声は７０％以上にのぼっていました。

県の窓口にはこれまでも、夫などからの暴力や経済的な困窮に関する相談が多く寄せられていて、県は、今回のＬＩＮＥ相談でより多くの女性の支援につなげたいとしています。