4月の有効求人倍率は１．１４倍 前月比０．０３ポイント上回る 栃木労働局発表
仕事を求める人１人に対しどれだけの仕事があるかを示す県内の４月の有効求人倍率は１．１４倍で前の月より０．０３ポイント上回りました。
（栃木労働局・奥村英輝局長：情勢判断は「持ち直しの動きに足踏みが見られる」。相対的な判断の結果、今後も物価上昇と雇用に与える影響に留意する必要があるということで、情勢判断を維持した。）
主な産業別の新規求人を見てみますと、前の年の同じ月と比べて宿泊業・飲食サービス業が３０．０％増えた一方、製造業は去年（２０２３年）のコロナの５類移行を見据えた大量求人の反動などで１７．８％の減少となりました。
（栃木労働局・奥村英輝局長：（製造業は）今の物価高とか国際情勢、中国なりさまざまなところから、輸出も円安とかいろいろな状況があって、新たな設備投資に中々踏み切れない。）
また、６月は「外国人雇用啓発月間」です。栃木労働局によりますと県内では去年（２０２３年）１０月、外国人労働者の数が初めて３万人を超えました。外国人労働者の就労状況は「派遣や請負が多く雇用が不安定な場合や労働や社会保険に関係する法令が遵守されていない」事例が見られるとして栃木労働局ではルールにのっとった雇用や再就職の援助などについて積極的に周知していく方針です。
