都内で会見に出席し、次戦を発表した那須川天心【写真:中戸川知世】

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7.20トリプル世界戦

 ボクシングの帝拳プロモーションは31日、7月20日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うと発表した。同興行でボクシング転向4戦目を迎える那須川天心(帝拳)は都内で会見に出席。ジョナサン・ロドリゲス(米国)とノンタイトル10回戦(最大10ラウンド)を行う。自身初の10回戦となる。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は25歳の那須川が3勝(1KO)、ロドリゲスが17勝(7KO)2敗1分け。

 昨年4月のボクシングデビュー戦は6回戦、9月の2戦目は8回戦でともに判定勝ち。8回戦だった今年1月の3戦目は初の世界ランカーを相手に圧倒し、相手の棄権で3回終了TKO勝ちした。現在の世界ランクはバンタム級でWBA7位、WBC13位、WBO11位。東洋太平洋は4位、WBOアジアパシフィックは1位、日本ランクはスーパーバンタム級で3位につける。

 ロドリゲスは2018年にデビュー。昨年11月には元WBA世界スーパーフライ級王者でWBA世界バンタム級4位カリド・ヤファイ(英国)に初回KO勝ちした。今回の発表によると、現在の世界ランクはWBA4位につけ、死角からの右フックが脅威という。

 バンタム級の4つの世界王座は全て日本人が保持。今回の興行ではWBC王者・中谷潤人(M.T)が同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)と初防衛戦を迎える。2月に3階級制覇を達成。米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で10位につける。バンタム級は中谷のほか、WBAを井上拓真(大橋)、IBFを西田凌佑(六島)、WBOを武居由樹(大橋)が王座を保持している。

 その他に2月に4階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)が、同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と初防衛戦。WBO世界フライ級王座決定戦では、同級1位・加納陸(大成)と同級2位アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が対戦する。

 興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として行われる。

【7月20日の対戦カード】

▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・中谷潤人(M.T)
VS
同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)

▽WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・田中恒成(畑中)
VS
同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)

▽WBO世界フライ級王座決定戦12回戦
同級1位・加納陸(大成)
VS
同級2位アンソニー・オラスクアガ(米国)

▽10回戦
那須川天心(帝拳)
VS
ジョナサン・ロドリゲス(米国)

(THE ANSWER編集部)