「TRX-4」

トライオードは、2010年発売の真空管アンプ「TRX-1」の後継機で、イコライザー機能など使いやすさは維持しつつ、電源部の整流回路を整流管からダイオードにし、電源部の強化・信頼性向上を図った真空管プリアンプ「TRX-4」を、2024年9月に発売する。価格は275,000円。

電源部の整流回路に、効率が良く応答特性に優れたSiCショットキーバリアダイオードを採用したモデル。150Hz、400Hz、2kHz、10kHz(±10dB)の4バンドイコライザーを備え、部屋の音響特性に合わせた周波数バランス調整や、夜間など小音量時に不足しがちな低域特性の調整などができる。

使用真空管は12AX7×4本で、再生周波数帯域は10Hz~100KHz(±2dB)、SN比は91dB。入力は5系統(RCAピン)で、入力感度は250mV、入力インピーダンスは100kΩ。出力は3系統(RCAピン)、出力インピーダンスは700Ω。

重量感あるアルミ削り出しリモコンが付属し、音量調整やミュート、入力切替、イコライザーON/OFFといった操作が可能。消費電力は30W。

外形寸法は340×310×185mm(幅×奥行き×高さ)で、同社の小型パワーアンプ「TRX-P300S」や「TRX-P88S」と組み合わせるのに最適な横幅340mmの小型サイズとなっている。重さは10.5kg。

真空管ボンネットや電源ケーブルが付属するほか、別売りオプションとしてサイドウッド左右一組(5,500円)も用意する。