球界のレジェンド張本氏(写真:アフロ)

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プロ野球巨人、ロッテなどでプレーした球界の「レジェンド」張本勲氏(83)が、2024年5月28日に東京ドームで行われた巨人対ソフトバンク戦の試合前セレモニーに登場し、ファーストピッチを行った。

セ・パ交流戦の開幕戦となった1戦は、巨人の創設90周年を記念する「王貞治デー」として行われた。

「『這ってでも行かないと』と、無理して来たんですがね」

張本氏は巨人時代の背番号「10」のユニフォームを身に着け、右手に杖を突きながら小林誠司捕手(34)に向かって投球した。

投球後、一礼してマウンドを降りる張本氏に、巨人、ソフトバンク両軍から暖かい拍手が送られた。

巨人時代、王氏とチームメイトとしてともにプレーした張本氏。

スポーツ紙の報道によると、張本氏は「今日はワンちゃん(王氏)の記念というから『無理だよ』と言われたんだけど『這ってでも行かないと』と、無理して来たんですがね」と語ったという。

また、王氏が756本塁打の世界記録を達成した当時を「あのときはライバルでもあるし友達でもあるけども、うれしかったね」と振り返ったという。

インターネットでは張本氏が杖を突いて投球する姿が話題となった。Xでは「ハリーの激痩せぶりを見て、なんだか切なくなってしまった」「急にやつれてどうしたんだ? ついこの間までサンデーモーニングで元気そうだったのに」「はりさん大丈夫なの? 心配です」など、張本氏の体調を心配する声が寄せられた。

張本氏は、TBS系列の人気情報番組「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに長きにわたり出演。「ご意見番」として人気を博し、21年限りで同コーナーのレギュラーを卒業した。