為末大さん(2013年撮影)

写真拡大

陸上400メートルハードル世界選手権銅メダリストの為末大さん(46)が2024年5月18にXで「50歳以降で多様性理解のために一番おすすめなのは『20歳以上下の異性の友達を作る』だと思っています」と発言し、波紋を広げている。この発言が原因なのかは不明だが、Xは凍結された。別アカウントの動画では「解凍されるといいな」などと話し、その2日後に「解凍」された。

発言の真意はどこにあるのか、凍結をどう受け止めているのか。J-CASTニュースでは、為末さんが代表者を務める会社に取材を申し込んだが、現時点では沈黙を守っている。

「年齢によってどうしても態度を変えてしまう。この思い込みから逃れられなければ、少なくとも年齢の多様性は獲得できません」

為末さんのポストは

「日本人が最も苦手な多様性は、性別でも国籍でも宗教でもなく、年齢だと思います。年上や年下と友達になれない。年齢によってどうしても態度を変えてしまう。この思い込みから逃れられなければ、少なくとも年齢の多様性は獲得できません。年齢が違う人の気持ちがわからないままです」

「50歳以降で多様性理解のために一番おすすめなのは『20歳以上下の異性の友達を作る』だと思っています」

という内容。これに対して、「なぜ異性??普通に同性でもいいのでは?」「おじさんにいきなり『友だちになろう』なんて言われるのは恐怖でしかない」「20歳以上上の異性の友達が欲しいと思ってる女性はいないと思います」「友達ってそういうメリットを求めてなるものなのか」などと波紋を広げていた。

その後、因果関係は不明だが、21日までに為末さんのXが凍結された。

解凍されたら「『元気で頑張るぞ』みたいな(ことをつぶやきたい)」

為末さんは22日、「為末大学」のXアカウントに動画を投稿し、

「素晴らしい友人を持っていて、凍結されて即座に連絡をくれたのが(ジャーナリストの)津田大介。『よくあるやつですよ』みたいな。ありがとうございます、いつも。解凍されるといいな。(解凍されたら)『元気で頑張るぞ』みたいな(ことをつぶやきたい)」

と話した。

J-CASTニュースは21日、為末さんが代表取締役を務める会社「Deportare Partners」(デポルターレパートナーズ)に(1)発言に至る背景や発言の意図・狙い(2)「20歳以上下の異性の友達を作る」ことを実行したことはあるか(3)波紋が広がっていることへの受けとめ(4)Xが凍結していることに関して思うこと――について取材を申し込んだが、3日後の期日までに回答は得られなかった。

アカウントは、凍結から3日ほど経過した5月24日19時頃に「解凍」。21時時点で、新たなポストは投稿されていない。