三笘薫も「もう27か」 鮮烈デビューから4年…日本人を虜にした21ゴール「強すぎ」
20日に27歳の誕生日を迎えた
日本代表MF三笘薫は、5月20日に27歳の誕生日を迎えた。
イングランドの地で怪我もあり悔しいシーズンとなったなか、Jリーグ公式SNSでは日本が誇る“ドリブラー”の鮮烈なプレーに再度脚光を当てる。
Jリーグ時代、三笘のデビューは鮮烈だった。川崎フロンターレユース出身の三笘は、筑波大学在学時の2017年より特別指定選手として頭角を現す。20年に川崎に正式に加入し、プロとしてデビューを果たした。
ルーキーイヤーはJ1リーグ30試合13ゴール、カップ戦5試合3ゴールと圧巻のスタッツを記録。2020シーズン、翌21シーズンのリーグ連覇に大きく貢献した。その特徴は、持ち前のスピードと鋭い切り返しで相手を翻弄するドリブル、そしてゴール前での決定力。こうして示した才能は英国クラブの目に留まることになる。
21年8月にイングランド1部ブライトンへ完全移籍。1年間はレンタル先のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで経験を積んだ。公式戦29試合8ゴール4アシスト。特に同年10月のセラン・ユナイテッド戦(リーグ第11節/4-2)では途中出場からハットトリックを達成。瞬く間にその存在を広めた試合となった。
22-23シーズンよりブライトンに戻り、プレミア初年度で公式戦41試合10ゴールをマーク。最高峰のリーグの1つでキレのあるドリブルを駆使し、名手たちを翻弄。現地ファンを虜にした。
迎えた今季、リーグ開幕6戦で3ゴール3アシストと好調を切ったかに見えたが、怪我もありコンディションを落とす。背中の負傷によりシーズン後半を棒に振る形となっている。今季プレミアリーグ現地時間5月19日に全日程を終えた。三笘は来季にかけて完全復帰を目指す。
そんな最終節の翌日、三笘は27歳の誕生日を迎えた。負傷でプレーする姿をしばらくファンも見られない状況のなか、Jリーグ公式X(旧ツイッター)では川崎時代の全21ゴールを回顧した映像を届けている。「もう27か」「三笘もチームも強い」「ドリブル以外もスーパー」「何度見ても飽きない」「フロンターレ強すぎ」といったさまざまな声が寄せられた。
ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」によると、三笘の市場価値は海外渡航前の180万ユーロ(約3億円)から大幅に更新。24年3月14日の時点で4500万ユーロ(約76億1000万円)となっている。怪我の影響で自身の最高額(5000万ユーロ/約84億6000万円)から多少落ちたとはいえ、来季の去就状況にも注目が集まる選手の1人には変わりない。(FOOTBALL ZONE編集部)