「そっちの胸からは?」24歳会社員が受けた、セクハラ言動のオンパレード。親くらいの年齢の取引先がキモすぎる
新年度が始まってから1ヶ月。人によっては、仕事の取引先の方とお酒を飲む機会がある方もいるのではないでしょうか?

ただし、お酒が進む中でトラブルは起きるもの。

本記事では、取引先の男性に困らされた女性の赤裸々エピソードを紹介します。

◆大きな取引がある会社の方と、飲み会をすることに

神奈川県に住む亜由美さん(仮名・24歳/会社員)は、父・母・弟との3人暮らし。

亜由美さんは、車などの塗装を行う会社で、受付として働いています。

亜由美さんの会社は、春に取引先の会社の人たちと、合同で飲み会をすることとなりました。

取引先の会社は、亜由美さんが勤める会社のお得意様といったところ。

上司からも「大事なお客様だから、粗相のないように」と、釘を刺された上で、会社の近くにある居酒屋で開催された飲み会に参加しました。

◆親くらいの年齢の取引先相手

飲み会に来たのは、亜由美さんの会社の人が直属の上司2人、取引先の会社の方は60代、50代、40代の男性がそれぞれ1人ずつ来たそう。

「最初のうちは、取引先の方々も緊張していたのか、表情がこわばっていました」と取引先の様子を亜由美さんは語ります。

やがて、亜由美さんの上司が気をつかってお酒を注いでいくうちに、取引先の方々も緊張が解けたのか、お酒が進んでいる様子でした。まさか、お酒でその後悪態をつくようになるとは……。

やがて、一次会も盛り上がったところで終了し、次の店に行くこととなりました。二次会に行く前には、既に取引先の男性達も、すっかり酔っぱらっている様子でした。そのうち、60代の取引先の人が、亜由美さんの方に向かって「おっとっと!」といいながら、わざとぶつかってきたそうです。

◆取引先の男性が、わざとぶつかって嫌がらせを……

取引先の60代男性は、亜由美さんの顔に向かって、なんと思いきり息を吹きかけてきたのです。男が息を吹きかけた瞬間、お酒のムワーッとしたニオイが顔一面に広がり、亜由美さんは思わずゴホゴホとむせてしまいました。

そんな亜由美さんの様子を見ながら、その男は終始ニヤニヤとしていたそう……。

お酒で酔っぱらっていたせいもあるかもしれませんが、もしかしたら酔っぱらった振りをして、亜由美さんにわざと絡んできた可能性もあります。

二軒目のお店は、暗い雰囲気のBARでした。そこでは例の60代男性が、自分の股間を亜由美さんの腰まわりにピッタリくっつけてきて、スリスリとこすりつけてきたそうです。

あまりの恐怖に、亜由美さんは体が硬直して動けなくなったとか。本当に恐怖を感じた時は「怖い」「助けて」という声も出ず、意識が飛ぶような感覚を覚えました。

その男性は、そんな亜由美さんに向かって、耳元に「彼氏はいるの?」「うちの娘と、君は同じくらいの年かな?」「そっちの胸からは、ミルクが出るの?」と、そっと囁いてきたそう。

表情は常にニヤニヤしており、まるで亜由美さんの反応を楽しんでいる様子でした。その場にいた全員もその場で固まってしまい、助けることもできる状況ではなかったようです。

もちろんセクハラを受けた亜由美さん自身も、すっかり涙目。あまりの恐怖に、男性が囁いてきた言葉のすべては覚えていないようです。あとから亜由美さんは上司達から「何もできなくて、ごめんね。大切なお客様だし、どうすることもできなかった」と、さんざん謝られたのだとか。

その後、例の取引先の男性は、何事もなかったかのように会社に訪問することも少なくありませんでした。

◆悔しいけど、泣き寝入りをする羽目に

亜由美さんは立場上、結局泣き寝入りをすることになりましたが、この出来事があってから、飲み会はどんなに誘われても一次会で帰ることにしているそうです。

取引先の男性は、お酒に酔っぱらっていただけかもしれませんが、それでも亜由美さんが辛い思いをしたのだから、そこはせめて謝罪して欲しいものですよね。
<文/みくまゆたん イラスト/魚田コットン>

【みくまゆたん】
フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。
Twitter:@mikumayutan