千葉市ふるさと納税返礼品に、再生した荒廃農地のイチジクを使用したジェラートが登場

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千葉エコ・エネルギーグループである「つなぐファーム」は、千葉市へのふるさと納税返礼品として荒廃農地を再生した畑で育てたイチジクを使用した「いちじくジェラート」を出品した。つなぐファームのふるさと納税への出品は、今回が初となる。

減少する畑と田の農地面積


農林水産省の統計資料によると、2021年の畑と田の合計農地面積は434.9万haであり、農地面積が最大であった1961年に比べて、約174万ha減少している(※)。

特に、荒廃農地および耕作放棄地化によって田畑を他の地目に転換(かい廃)していることが大きな要因となっており、過去10年間だけでも 農地面積は約13万ha以上減少している。このことから今後、食糧生産量が減少することによる食糧の安定供給の確保が難しくなっていくことが懸念されているという。

千葉の畑で試行錯誤しながら農業に取り組む

[caption id="attachment_1134078" align="aligncenter" width="600"] 荒廃農地を再生した畑の様子[/caption]

[caption id="attachment_1134074" align="aligncenter" width="338"] 実際に栽培しているイチジク[/caption]

つなぐファームは「農地・ひと・地域を次の世代へ」をコンセプトに掲げ、2018年より千葉市緑区大木戸町にて持続可能な農業を実践している。2021年には、食糧の安定供給の確保が難しくなっていくといった課題を解決するべく、荒廃農地となっていた大木戸町の農地を再生し、その農地でイチジクの栽培をスタート。

さらに、同社の強みである「営農型太陽光発電」を導入し、太陽光発電による再生可能エネルギーの生産および農業による食糧生産を同時に行っている。人が生きていく上で欠かせない「食」と「エネルギー」、その両方の安全保障の課題を同時に解決するべく、日々、千葉の畑で試行錯誤しながら農業に取り組んでいる。

荒廃農地を再生した畑で育てたイチジク

そうした中で、今回、同社が荒廃農地を再生した畑で育てたイチジクを贅沢に使用したジェラート「いちじくジェラート」を、千葉市のふるさと納税返礼品に出品。ふるさと納税の理念である「地方創生」と同社の「農地・ひと・地域を次の世代へ」というコンセプトがシナジーを生み、千葉市のより良い未来と地方創生へ貢献できればと考えているという。

今後も「つなぐファーム」は、国内農業の基盤である農地を守りつつ、未来の子どもたちが食とエネルギーに困らないためにも、持続可能な農業を実践し続け「農地・ひと・地域を次の世代へ」つないでいくことを目指す。

「いちじくジェラート」は、寄付金額15,000円。内容量は、1個120ml×8個。申し込みは、ふるさと納税各ポータルサイト「ふるさとチョイス」「ふるなび」「楽天」から申し込みをしよう。

この機会に、千葉の荒廃農地を再生した畑のイチジクを使用した「いちじくジェラート」を、ふるさと納税ポータルサイトでチェックしてみては。

つなぐファーム:https://www.tsunagufarm.com

※ 農林水産省「荒廃農地の現状と対策について_令和5年7月」より

(江崎貴子)