アーセナル英代表GK“退団説”に賛否…OB見解「全く理解できない」「移籍も手だろう」
GKアーロン・ラムズデールの今夏放出が噂に
イングランド1部アーセナルに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールは、今夏の移籍市場での放出が報じられている。
英紙「メトロ」は、イングランド1部ニューカッスル入りが濃厚になったと報じるとともに、アーセナルOBの間でもラムズデールの扱いについて意見が割れていることを報じた。
昨シーズンまでアーセナルのレギュラーだったラムズデールだが、今シーズンはスペイン代表GKダビド・ラヤの控えに甘んじることとなった。チェルシーもラムズデールの獲得に動いていると報じられてきたが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」のジェームス・グリーン記者は「ある選手の代理人から直接話を聞いたところ、選手の1人がニューカッスルに移籍することですでに合意に達したという。移籍は実現する。私はこれがアーロン・ラムズデールだと思っており、彼が今夏、ニューカッスルに移籍すると思っている」と伝えた。
この報道に対してラムズデールは自身のX(旧ツイッター)で「僕にとって新しいニュースだ」と大笑いしている絵文字を用いて、決定事項ではないことを表明していた。
ミケル・アルテタ監督は、今シーズン、ラムズデールをサブにしたが、その扱いに関しては賛否両論がある。元ドイツ代表GKのアーセナルOBであるイェンス・レーマン氏は「私はラムズデールに関する決断が全く理解できない。とても良い、勇敢なイングランド人のGKがいて、しかもそれがイングランドのビッグクラブで活躍をしていたのに、ビッグクラブでプレーしたことのないスペイン人を連れてくる。それは筋が通らない。GKはチームで最も重要なポジションだ。私がラムズデールであれば、年齢的にもどう反応すればいいか分からない。もっと年を取っていれば、違うだろうけれどね」と、コメントしている。
一方で元イングランド代表GKダビド・シーマン氏は、自身のキャリアのために移籍をするべきだと語っている。「2番手で成長することはない。ほかのGKがプレーを続けている限り、序列は上がらない。アーセナルファンとして、私はアーロン・ラムズデールを失いたくない。だが、元イングランド代表GKとしては、ほかのGKが成長する姿を見たい。もし彼がチェルシーなどでレギュラーとしてチャンスが得られるのであれば、移籍ことも手だろう。彼に合うクラブは多くないが、ウェストハムもいいかもしれないね」と、クラブを変えることも勧めている。(FOOTBALL ZONE編集部)