10年前のヤヤ・トゥレは得点力が爆発していた photo/Getty Images

写真拡大

今季のマンチェスター・シティではMFフィル・フォーデンの得点力が開花しており、ここまでリーグ戦17ゴール8アシストの数字を残している。MFとしては驚異的な得点力と言えよう。

単純に得点数だけで比較するならば、同じマンCで活躍したヤヤ・トゥレを思わせるペースだ。今回スペイン『MARCA』は2013-14シーズン当時のヤヤ・トゥレに改めてスポットを当てているが、当時のヤヤ・トゥレはプレミアリーグで20ゴール9アシストの成績を残している。守備的MFもこなす器用なMFではあったが、マンCでのヤヤ・トゥレは攻撃的MFとして攻撃を牽引する存在だった。

ヤヤ・トゥレの場合はPKを何本か担当しているため、それも20ゴールの大台に乗った理由ではある。また、フリーキックによる得点が多いのも特長だ。188cmのサイズと馬力に加え、足下の柔らかい技術を備えていたのが印象的だ。対戦相手にとってはヤヤ・トゥレのパワーもかなり厄介だったはずで、当時のヤヤ・トゥレを1人で抑え込むのは不可能に近かった。

SNS上では「セントラルMFとしては世界最高クラスだった」、「今のバルセロナなら10番を背負ってプレイできた」といった意見が出ており、ヤヤ・トゥレのインパクトはかなり強かったようだ。

フォーデンの場合はPKを担当する機会が少ないが、MFの選手がプレミアで20ゴールの大台に乗せるのはかなりハードルが高い。2013-14シーズンにヤヤ・トゥレが記録したこの成績も特別なものと言えそうだ。