Xboxが各面を自由にカスタマイズできるサイコロ状のモジュールを複数つないでコントローラーとして使うことができるという、従来のコントローラーとは一線を画する見た目とカスタマイズ性のモジュール式コントローラー「Proteusコントローラー」を発表しました。

Proteus Controller Kit VIP Price

https://www.byowave.com/product/proteus-controller-kit-vip



Xbox Recognizes Global Accessibility Awareness Day - Xbox Wire

https://news.xbox.com/en-us/2024/05/15/xbox-global-accessibility-awareness-day-2024/

Microsoft announces the Proteus Controller, a gamepad for Xbox gamers with disabilities - The Verge

https://www.theverge.com/2024/5/15/24157529/microsoft-proteus-controller-xbox-accessibility

ProteusコントローラーはXboxのデザインチームがパートーナー企業のByowaveと緊密に協力して開発した、障害を持つゲーマーのためのモジュラー式コントローラーです。毎年5月の第3木曜日はGlobal Accessibility Awareness Day(GAAD:世界アクセシビリティ啓発の日)となっており、これに合わせてXboxが発表しました。

Proteusコントローラーの基本的な構成要素は以下の通り。

・パワーキューブ



サイコロ状のモジュールで、各面にボタンや十字キーなどのパーツを自由に配置することが可能。パワーキューブはそれぞれ独自のバッテリーを搭載しており、Bluetoothドングルとペアリングして使用します。

・充電スペーサー



充電スペーサーはUSB-Cポートを搭載しており、接続されたすべてのパワーキューブを充電可能。

・アナログキューブ



アナログキューブは2つあり、それぞれ左右のアナログスティックに対応しています。

・ハーフキューブ



ハーフキューブを使用すると、コンポーネントの角度を45度または90度変えることができます。

・Xboxパーツ



Xboxホームボタン、メニューボタン、表示ボタン、共有ボタン、ステータスLEDがひとつになったモジュール。パワーキューブやアナログキューブに磁力を用いて取り付け可能。

・XYAB&Dパッドパーツ



十字キーあるいはXYABボタンがひとつになったモジュール。パワーキューブやアナログキューブに磁力を用いて取り付け可能。

・ミニアナログスティック



小型のアナログスティックモジュール。パワーキューブやアナログキューブに磁力を用いて取り付け可能。

他にも、RB/RTボタンやLB/LTボタンをキューブに配置できるトリガーパーツなどがあります。

これらに合わせて専用のグリップなどを使えば、両手で持って使う通常のコントローラーのようにProteusコントローラーを使うことも可能です。



他にも、以下のようにアナログキューブやパワーキューブを4つ積み上げるように合体させることで、操縦かんのような見た目にすることもできます。



自分の好みの位置に好みのボタンを配置できるため、障害を持ったゲーマー以外にも需要がありそうです。



各キューブは手で持つとこれくらいのサイズ感。



なお、パワーキューブ×2、充電スペーサー×1、アナログキューブ×2、ハーフキューブ×1、Xboxパーツ×1、XYABパーツ×1、Dパッドパーツ×1、ミニアナログスティック×1。トリガーパーツ×2などがセットになったスタンダードキットが255ドル(約3万9700円)で予約受付中。出荷は2024年秋頃予定となっています。

Proteus Controller Kit VIP Price

https://www.byowave.com/product/proteus-controller-kit-vip