●自作パーツに「白」ブーム再燃? 新モデル続々

白いハイエンドマザーボードが2モデル

GIGABYTEの「Z790 Aorus Elite AX ICE」は、基板とヒートシンクのカラーをホワイトで揃えたIntel Z790チップセット搭載マザーボードだ。16+1+2フェーズの強力な電源には、大型ヒートシンクを搭載。PCI Express 4.0対応のM.2を4スロット備え、全てにヒートシンクが付く。白いWi-Fi 6E用のアンテナも付属。価格は38,000円前後だ。

GIGABYTEの「Z790 Aorus Elite AX ICE」。重厚な作りのホワイト系マザーだ

バックパネルには、Realtek 2.5GbE、DisplayPort、HDMIなどを搭載する

また「X670E Aorus PRO X」は、AMD X670Eチップセットを搭載するマザーボード。こちらも基板とヒートシンクが白いモデルで、PCのカラーをホワイト系で合わせるのに良いだろう。電源は16+2+2フェーズ。M.2は4スロット搭載し、そのうち2つはPCI Express 5.0に対応する。ネットワークは2.5GbEとWi-Fi 7という構成で、価格は48,500円前後。

こちらは「X670E Aorus PRO X」。ICEシリーズではないが、オールホワイトだ

バックパネルのI/Oは充実。Intel 2.5GbE、HDMI、USB×12ポートを備える

2ファンでコンパクトな4070 Ti SUPER

ASUSの「DUAL-RTX4070TIS-O16G」は、デュアルファンでコンパクトなGeForce RTX 4070 Ti SUPERグラフィックスカード。カード長は267mm、厚さは2.56スロットと、同GPUとしては抑えられており、小さめのケースでも使いやすいだろう。ファンは長寿命のデュアルボールベアリングを採用。価格は170,000円前後だ。

ASUSの「DUAL-RTX4070TIS-O16G」。「Axial-tech」ファンをデュアル搭載する

厚さは2.56スロットに抑えた。映像出力は、DisplayPort×3とHDMIを備える

トリプルファンが光る4070 Ti SUPER

玄人志向の「GK-RTX4070TiSP-E16GB/WHITE/TP2」は、GeForce RTX 4070 Ti SUPERグラフィックスカードのホワイトモデル。ファンにはARGB LEDも搭載し、ライトアップが楽しめる。価格は155,000円前後。ブラックモデル「GG-RTX4070TiSP-E16GB/EX/TP2」はGALAKUROから発売され、こちらの価格は148,000円前後だ。

玄人志向の「GK-RTX4070TiSP-E16GB/WHITE/TP2」。どちらも2.5スロット厚だ

GALAKUROの「GG-RTX4070TiSP-E16GB/EX/TP2」。こちらもARGBファンを搭載する

Arc A770にブラック/ホワイトモデル

Sparkleの「SA770R-16GOC」「SA770RW-16GOC」は、Arc A770グラフィックスカードの新モデルだ。同GPUの製品としては、すでにトリプルファンの「SA770T-16GOC」が発売されていたが、この新モデルはデュアルファンでコンパクト。カラーも従来のブルーから、ブラック/ホワイトと一新された。価格はそれぞれ、51,000円前後と51,500円前後。

Sparkleの「SA770R-16GOC」。10cmファンをデュアル搭載し、カード長は261mm

カードの厚さは2.5スロット。映像出力端子は、DisplayPort×3とHDMIを備える

●ペルチェ素子で冷やすスマホクーラーに注目

TUFシリーズからオールホワイト電源

ASUSの「TUF-GAMING-1000G-WHITE」は、本体とケーブルがホワイトカラーで統一された80 PLUS Gold電源。高い耐久性を謳うTUFシリーズの製品で、10年保証が付属しており、長期間でも安心して利用できる。合計最大出力は1,000W。直径135mmの「Axial-tech」ファンを搭載し、冷却性能にも優れる。価格は40,000円前後だ。

ASUSの「TUF-GAMING-1000G-WHITE」。フルモジュラー仕様でケーブルも白い

「Axial-tech」ファンは、外周のリングで風圧を高める。ファンもホワイトだ

ATX3.1対応のPlatinum電源が2モデル

Cooler Masterの「V Platinum V2」は、80 PLUS Platinum対応のハイエンド電源だ。冷却には、リングブレード設計の「Mobius」ファンを搭載。オイルリフローベアリングの採用により、静音性や耐久性が強化された。ベベルカットのヒートシンクと合わせ、高い冷却性能を発揮する。価格は、1,100Wが38,000円前後、1,300Wが44,000円前後。

Cooler Masterの「V Platinum 1100 V2」。直径135mmの「Mobius」ファンを搭載

ケーブルはフルモジュラー仕様。90°の高耐久12V-2x6ケーブルが付属する

安くて白いmicroATXケースがV2に進化

Cooler Masterの「Q300L V2 White」は、microATXケースのホワイトモデルだ。フロント、トップ、ボトムの3面は、パンチング加工により高い通気性を確保。左サイドは従来(V1)のアクリルから強化ガラスに変更され、高級感が増した。小型ながら、最長36cmのグラフィックスカードに対応可能。価格は10,500円前後だ。

Cooler Masterの「Q300L V2 White」。縦置きのほか、横置きにも対応する

内部はケーブルまでホワイト。奥には28mmの配線スペースが用意されている

デュアルペルチェ素子のスマホクーラー

AREAの「MS-COOLG2」は、ペルチェ素子をデュアル搭載したというスマホクーラー。より広範囲の冷却が可能となっており、暑い夏でもゲーム等を安定して動作させることができる。2つのペルチェ素子には、それぞれ静音ファンも用意。スイッチにより、回転数を3段階で切り替えることが可能だ。ツクモでの価格は3,680円。

AREA「MS-COOLG2」の利用イメージ。便利な三脚用穴も用意されている

取り付けはクリップ式で、6.8インチクラスの大型スマホにも対応する