井上尚弥【写真:浜田洋平】

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井上はネリに勝利してリング誌PFP1位に

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は6日、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ち。9日(日本時間10日)には世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で1位に返り咲いた。世界的プロモーターは「いつか見たい」と、井上と19戦無敗の元2階級制覇王者との対戦を想像しているという。

 英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は、自身のXで英興行大手・マッチルーム社のエディー・ハーンプロモーターの言葉を伝えた。「エディー・ハーンは、ナオヤ・イノウエ―ジェシー・ロドリゲス戦がいつか見たいと語った」という。

 ジェシー・ロドリゲスは19戦無敗(12KO)の24歳。帝拳所属の米国人ボクサーで、井上が1位となった最新のリング誌PFPで9位に入るなど高評価されている。2022年にスーパーフライ級、23年にフライ級で世界王座を獲得。ベルトを返上し、6月にはWBC世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダと対戦する。

 ベンソン記者の投稿によると、ハーン氏はロドリゲスから将来的に階級をさらに上げる考えがあると聞いているという。現時点では階級差があり、対戦は現実的ではないが、ハーン氏は「巷は“夢の対決”が好きで、イノウエにガーボンタ・デービスと対戦するために階級を上げて欲しいと思っているのも分かっている。でも、私はバム(ロドリゲス)がイノウエとバンタム級かスーパーバンタム級で対戦するのも良いと思うね」と語ったと伝えられている。

(THE ANSWER編集部)