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モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』では、怪獣たちの激闘が盛りだくさんだ。ゴジラやコングの前には、長い腕と青い瞳を持つコングと似た容姿のタイタン、スカーキングが立ちはだかった。

スカーキングは地底洞窟世界にあるモナーク未探査のエリアで、同種の猿を恐怖で支配していた。ある時コングが被支配者のベビーコング・スコと出会うことで、スカーキングによる恐怖政治の全容が明らかとなる。

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その独裁ぶりには人間的な側面も感じられたが、アダム・ウィンガード監督はスカーキング創造にあたり、どのような点を意識したのだろうか。米では、その詳細を語っている。

「スカーキングは悪い奴です。彼には悪意があり、悪意があるからこそ、怪獣の悪役として面白さが出てくるんです。彼にあるのは動物的な本能だけではありませんし、それがユニークなところです。ある意味、ゴジラにとって大きな脅威であるギドラのようなキャラクターを見ると、“結局、ギドラは自分の現実に反応しているだけなんだ”と思えるかもしれません。」

スカーキングは氷のタイタンであるシーモを痛みで服従させるなどの狡猾ぶりを見せていたが、その行動は全て彼なりの「本能」なのだとか。「スカーキングは力を欲しているのです」とウィンガード監督。「彼は多くの意味で非常に人間らしい。自分と同種の生物を支配したいと思っているのです。彼は力を独裁政治に頼っています。他の存在を操ることができますし、自分よりレベルが低い相手は平気で踏みつけて潰しにかかるでしょうね」。

ちなみにウィンガード監督、映画公開前にもスカーキングの恐怖について言及しており、「ある意味では人間の脅威そのものに最も近い、人間の恐ろしさをタイタンに重ね合わせたような存在」と。

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