『坂上どうぶつ王国』MCを務める坂上忍

《「坂上どうぶつ王国」みてたら目を疑った　相性が悪いとわかっている「ギン太郎」と新入りの「レオくん」をあんな形でドッグランに離すなんておかしいと思う！ああなる事は予想がついたはず！「レオくん」可哀想！スタッフの対応に怒りが込み上げてきました》

　4月5日、Xにポストされた声である。

「4月5日、フジテレビ系で放映された同番組内で『第2の坂上家では新入りvs問題児で大事件が！』というコーナーがありました。

　体の調子が悪くなった高齢者が『飼うのが難しくなった』と、オスの柴犬を坂上家に預けたのです。本来、こうした依頼は断っているそうですが、今回、もし、預け先が見つからなければ殺処分になってしまうことから『緊急避難措置』として迎え入れたとのことです。名前は『レオくん』で10歳。とても穏やかな性格で、人馴れもしている、番組スタッフいわく『優等生』です」（芸能記者）

　たしかにオンエアを見ると、初対面に近い坂上家のスタッフにも尻尾を振り、笑顔ですり寄ってくる。いわゆる「しつけ」も完璧にされているようだ。

「しかし、坂上家にはクセがある先住犬が多く、なかでも『ギン太郎』は、やんちゃな性格です。新入りのレオくんを敵対視して、唸り声をあげて、威嚇していたのです。にもかかわらず、番組ではレオくんとギン太郎を一緒に散歩させました。レオくんはビビりまくり、尻尾は後ろ足の間に入れて『早く帰りたい』サインを出しまくっていました。その間も、ギン太郎はずっとレオくんにちょっかいを出していました」（同前）

　散歩中は、スタッフがリードを持っているので、両犬に「不測の事態」は起きなかった。問題は、帰宅後のドッグランで起きた。

　散歩の状況を見ていれば、この2頭を同時にドッグランで遊ばせたら、危険なことはわかるはず。しかも、動物の飼育に慣れているスタッフなら、なおさらだ。にもかかわらず、レオくんとギン太郎は同時にドッグランに放されたのである。

「直後、ギン太郎はレオに襲いかかりました。威嚇というレベルではありません。オンエアでも『咬みつきに行っている』というワードが出ていました。スタッフが2頭を引き離そうとしましたが、ギン太郎は興奮しているため、容易ではありません。スタッフも咬まれる可能性がある様子でした。かわいそうに、レオくんは逃げ惑い、パニックになっていました」（番組を観た愛犬家）

　このシーンに、SNSには《犬がかわいそう。こういうのは常に犬側に責任はない、一方的に人間が悪い》《あの状態で（ケージ内に居る頃からギン太郎がレオくんをロックオンして威嚇していた）同じ場所に離すのはどう考えても有り得ないです。レオくんに怪我さえなくて良かったですが精神的ダメージも大きそう》《ギン太郎を使ってレオを虐待してたようにしか見えなかった　何故しつけのできてないギン太郎をノーリードにしたの？》など、番組を非難する書き込みが殺到している。

　レオくんはもちろんだが、子どものファンも多いであろう番組だけに、ショックのケアが必要だ。