「ChatGPT」を展開するOpenAIが、Google検索に対抗することを目指す新しい検索サービスの開発に取り組んでいると報じられました。新たな検索サービスは、Microsoftの検索エンジンであるBingを活用するとみられています。

OpenAI Develops Web Search Product in Challenge to Google - The Information

https://www.theinformation.com/articles/openai-develops-web-search-product-in-challenge-to-google

ChatGPT Creator OpenAI May Take On Google With Its Own Internet Search Tool

https://www.slashgear.com/1518191/chatgpt-creator-openai-web-search-product-rumor/



海外メディアのThe Informationによると、チャットボットや画像生成AIでAI開発競争を席巻してきたOpenAIがウェブ検索サービスの開発に取り組んでいるとのこと。このサービスがChatGPTに統合されるのか、それとも独立した検索サービスとして展開されるのかは不明です。

OpenAIは1年以上前から検索ツール開発に向けて準備を進めています。OpenAIの言語モデルは当初こそウェブ上の情報にアクセスできない制限が設けられていましたが、2023年3月にはMicrosoftのBingと統合して検索とAIとの融合を果たし、同年9月にはChatGPTにBingを経由した検索結果を表示するアップデートを行いました。

MicrosoftがChatGPTのアップグレード版AIを統合した新しい検索エンジンBingとブラウザEdgeを発表 - GIGAZINE



The Informationによると、新しい検索サービスもBingによって一部の役割が担われると推測されているとのこと。Googleが生成AIによる検索体験の向上を着々と進めている中、競合する検索サービスと生成AIサービスが引き続き協力を深め、Googleが強い勢力を維持しているウェブ検索サービスに堂々参入するのではないかと考えられています。