「年上パートナー」がいる男女の“リアルボイス”とは…

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 ウェブメディア「縁結び大学」を運営するネクストレベル(横浜市西区)が、「年の差婚」に関する調査を実施。「年上パートナー」に関する結果を発表しました。

「結婚当初は年上の妻を尊敬していたが…」

 調査は2024年1月15日から同月19日にかけて、相手と6歳以上の年齢差がある結婚をしたことがある20歳以上の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計270人(男性94人・女性176人)から有効回答を得ています。

 まず、全回答者に「パートナーとの年の差」を聞くと、「男性が年上」のケースは平均9.2歳差、「女性が年上」のケースは平均8.7歳差でした。同社によると、最も年の差があった夫婦は、夫が年上のケースでは夫53歳・妻25歳の「28歳差」、女性が年上のケースでは夫35歳・妻60歳の「25歳差」(いずれも結婚時点)だったということです。

「結婚するとき、年の差が気になったか」を聞くと、「全く気にならなかった」と「あまり気にならなかった」を合わせた「気にならなかった」の合計は、男性が72.8%、女性が62.0%という結果に。理由を聞いてみると、「好きで結婚。性格が合うので年の差はほとんど気にならなかった(男性・妻が8歳上)」「18歳差とかなり年の差のある結婚ですが、相手の見た目が若々しくハツラツとした雰囲気だったため、気になりませんでした。むしろ18も上だと気付きませんでした(女性・夫が18歳上)」など、多くは相手の年齢差を感じさせない考え方や見た目を理由に挙げているようです。

 一方、「やや気になった」「かなり気になった」を合わせた「気になった」の合計は、男性が29.8%、女性が33.0%とどちらも3割前後に。「相手の親に会うときにかなり気にしました(男性・妻が11歳下)」「まだ若かったので、友人や親戚から『年上の奥さんで大丈夫か』と聞かれることが多くあったから。(男性・妻が6歳上)」など、親や友達の反応を気にしたという意見が目立つ結果となりました。

 年上のパートナーと結婚した人に「残念だと感じること」を聞いたところ、年上の妻がいる男性の1位は「偉そうにされる・上から目線」(32.4%)、年上の夫がいる女性の1位は「一緒にいられる時間が短い可能性がある」(29.7%)と、男女の順位で差がみられる結果に。

 男性からは「けんかになったときに上から目線でものを言われる(妻が11歳上)」「結婚当初の自分が若かった頃は年上の妻を尊敬していたが、自分が精神的に成長していくとともに妻の上から目線にストレスを感じるようになった(妻が12歳上)」といったコメントが寄せられ、同社は「年上の妻は頼りになる反面、リードされ過ぎると上から目線に感じるのかもしれません」と分析。

 一方、女性からは「10歳近く離れているので、男性の方が寿命が短いことを考えると『早く離れるのかな』とか考えます(夫が9歳上)」「昨年、夫が予期せず急逝したため、中身の濃い結婚生活だったとはいえ、結果的に同年代のカップルに比べて一緒に過ごせた時間が短くなったのはとても残念(夫が17歳上)」などの声が集まっています。

 なお、男性2位は「相手に体力がない」(26.5%)、女性2位は「介護の可能性がある」(24.1%)、男性3位は「子どもができにくい・できない」(23.5%)、女性3位は「相手に体力がない」(22.8%)と続く結果となりました。