重賞初制覇を目指すウンブライル(撮影:下野雄規)

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 昨年NHKマイルCで2着だったウンブライル(牝4、美浦・木村哲也厩舎)が、東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)で約9カ月ぶりに実戦復帰する。

 ウンブライルは父ロードカナロア、母ラルケット、母の父ファルブラヴという血統。全兄のステルヴィオは18年マイルCS覇者。全姉のステルナティーアは21年のサウジアラビアロイヤルCで2着だった。また日本調教馬として史上初めてGIを7勝した歴史的名馬シンボリルドルフは近親にあたる。

 ここまで6戦2勝。昨春はニュージーランドT、NHKマイルCと2戦連続2着で、後者ではゴール前猛追し勝ったシャンパンカラーと僅かアタマ差だった。東京向きの切れ味を備えていることは間違いなく、NHKマイルと同舞台の東京新聞杯でも末脚炸裂が期待される。

 前走後に、右前脚の骨の突起した部分を除去する手術を受けたため、今回は約9カ月ぶりのレース。4歳になっての成長を示したい一戦となる。