【韓流スタイル即席麺】鍋や器は不要!熱湯ぶち込んで“袋のまま食べる”荒技「ポグリラーメン」に挑戦!

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先日見た韓国映画の中で、刑事さんが即席ラーメンの袋に直接お湯を注いで袋のまま食べていました。韓国のスタンダードな食べ方なのかと調べてみると、1980年代に韓国の軍隊内で流行った食べ方で「ポグリラーメン」と呼ぶそうです。今では、器も鍋も使わずに手っ取り早く食べられるので、学生さんたちもよくやるのだとか。ちょっとズボラな感じもしますが、災害時にも役立ちそうなアイデアなので、試してみることに!

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韓国軍隊式即席ラーメンの食べ方「ポグリラーメン」とは?

即席ラーメンの袋に直接お湯を注いで、袋のまま食べる「ポグリラーメン」。鍋で調理する手間も、器を洗う手間も省けるため、1980年代に韓国の軍隊で流行った食べ方なんだそうです。ちなみに「ポグリ」は、韓国語の煮込むときの擬音「ポグルポグル(ぐつぐつ)」に由来しているとか。

ただし、この食べ方だと、袋に熱湯を注ぐので、日本の即席ラーメンのような薄い袋で作るのは難しいみたい。内側にアルミのような加工が施された、厚くて丈夫な韓国の即席ラーメンの袋だから出来る食べ方のようです。

では、韓国即席ラーメン界の雄、辛ラーメンで「ポグリラーメン」を試してみることに!



辛ラーメンで「ポグリラーメン」を作ってみた!

「ポグリラーメン」の手順

1.  袋が器になるので、袋を丁寧に開け、かやくと粉末スープを取り出します。



辛ラーメンの袋は日本の即席ラーメンの袋に比べると、厚みがあって丈夫そう。日本のポテトチップスのパッケージっぽいです。



2.  袋の中で、麺を4等分くらいに割ります。



3.  2にかやくと粉末スープを入れます。このとき、入れる粉末スープの量にご注意を!



袋にお湯を注ぐので、袋いっぱいにお湯を入れるのは危険。そのため、注ぎ入れるお湯の量は袋の半分程度とのこと。

そのお湯の量に合わせて、粉末スープの量も加減する必要があります。粉末スープの量はお好みですが、半分もしくは2/3程度を入れるといいようです。

今回は、粉末スープを半分入れることに。



4.  3に袋の半分程度まで熱湯を注ぎます。





袋の口を適当に折りたたんで、割りばしで挟み、4~5分待ったら出来上がり。



しっかりした袋だからなのか、スープを入れて底面のバランスが取れたのか、麺の入れ方がたまたまよかったのか…。手を放しても自立しています(笑)。出来上がるまでずっと持っている必要もなく、放っておけるので楽チン。



袋を触ってみると、やけどするほどではありませんが、ずっとは持っていられないくらいの熱さです。

では5分経ったので、中を見てみましょう。

おっ、見た目には、ちゃんと出来ているように見えますね。



よく混ぜて、いただきます!



おっ、麺もかやくも、ちゃんとやわらかくなっています。問題なし。普通においしい辛ラーメンです(笑)。



どうやら、スープを入れて底面が平らになった影響で、食べるとき、手で袋を持たなくても自立はします。ただ、食べ進めるとどうなるかわからないので、袋を持って食べる方が安心。スープの熱さの影響のない袋の上の方を持てば、まったく熱くありません。

ただ、スープを飲むときがちょっと難しいかも。袋のフチに口をつけて少しずつ飲もうとすると、袋は器とちがってやわらかいので、唇にしっかり固定出来ません。なので、口に入れるスープの量やスープの流れるスピードをコントロールするのが、なかなか大変。コントロール出来ず、熱いスープがドバッと口の中に流れ込んできたら大変なので、慣れないうちはスプーンですくって飲むのが無難かな(笑)。

今回は、韓国の即席ラーメンの食べ方「ポグリラーメン」を試してみました。

鍋や器を洗う手間が省け、水も節約出来るので、災害時に有効な食べ方だなと思います(あ、でも辛ラーメンは辛すぎるから災害時には向かないか…。貴重な水を大量消費しかねないですね)。
残念ながら日本の即席ラーメンの薄い袋で作るのは難しいようですが、熱湯を入れても大丈夫な耐熱のポリ袋に即席ラーメンの中身を入れれば、「ポグリラーメン」のように作れるかも。今度試してみようと思います。



災害時に備え、いざというときに慌てないよう、「ポグリラーメン」を一度作ってみてはいかがでしょう。