ノジマの連結子会社AXNが設立する新会社、アニマックスとキッズステーションの事業を取得

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 ノジマの連結子会社であるAXNは、2023年12月19日開催の取締役会において、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)の保有するアニマックスブロードキャスト・ジャパン、キッズステーションの有料衛星放送事業などを譲り受けることを決定した。譲渡実行は4月1日の予定。譲渡金額は発表時点で調整中であり、決定次第、開示する。

●譲渡実行は24年4月1日の予定



 海外ドラマチャンネル「アクションチャンネル」、ミステリードラマ専門チャンネル「ミステリーチャンネル」、洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」を運営しているAXNが100%出資するAKエンタテインメントが、SPEJの保有するアニマックスブロードキャスト・ジャパン(アニマックス)とキッズステーションの発行済株式のうち、保有分を含む両社(アニマックス、キッズステーション)に係る子会社管理業務を、SPEJが同社の100%出資する新会社・AKメディアに吸収分割によって承継し、その承継したAKメディアの発行済株式のすべてをAKエンタテインメントが譲り受ける。

 なお、AKエンタテインメントの代表取締役には、ノジマ取締役兼代表執行役副社長である野島 亮司氏が就任する。また、本件株式譲渡の実行後、アニマックス、キッズステーションはAXNの連結子会社となる予定で、AXNから役員を派遣する予定。

 アニマックスは、新旧の人気アニメに加え、アニマックスだけのオリジナル制作番組、オリジナルアニメなどを放送。さまざまなイベントやコラボレーションカフェのプロデュースなども行っている。キッズステーションは、こどもに大人気のアニメシリーズを放送し、こどもとファミリーに支持されている。

 今回の株式取得によって、拡大するアニメ市場と次世代を担う子どもの知的好奇心を育む事業領域にチャンネルを拡大し、AXNの既存3チャンネルとのシナジー創出を図りつつ、より多くの顧客の期待に応える魅力あるチャンネル構築を進める。

 また、両社がスカパーやCATV局を通じて全国・地域に幅広く番組を発信する有料放送事業を基盤に、ノジマの家電専門店をはじめとしたリアル店舗、通信、インターネットの事業領域を組み合わせることでグループ間のコラボレーションを創出し、さらなる事業拡大に取り組んでいく。