山形県米沢市のスノーラーメン協会がこのほど、雪の中で食べるラーメンのインバウンド対応メニューを開発する講習会と試食会を開催した。

雪の中でラーメンを食べる「スノーラーメン」

スノーラーメンとは雪の中でラーメンを食べることで、豪雪地帯の「雪」を最大の資源として、雪を求める外国人旅行者へのエクスペリエンス(体験イベント)としてスタートした活動となっている。

同協会では、SDGsに配慮しながら"雪の中でラーメンを食べる体験"としてのスノーラーメンを訴求すべく、エシカルやSDGsにつながる「プラントベース」にくわえ、ハラールに配慮する「ムスリムフレンドリー」に注目。

11月15日には、多様な食への対応を目指した「インバウンド対応 ヴィーガン・ハラール対応講習会」と「プラントベース・ムスリムフレンドリー スノーラーメン 新メニュー発表会」を実施し、開発メニューの試食会も行った。開発メニューは、ナッツ類と豆乳をベースに味噌や昆布出汁で調味し、お麩と豆腐をトッピングした「プラントベーススノーラーメン」と、「ムスリムフレンドリースノーラーメン」の2品。

プラントベーススノーラーメン(スープはナッツ類と豆乳をベースに味噌や昆布出汁を使用。チャーシューのように見えるのはお麩と豆腐。)

今後、同協会のコンセプトである"ラーメン×雪×サムライ"をベースとした各種プロモーションを進めるとともに、プラントベースメニューや食材の開発推進、ムスリムフレンドリーメニューやハラール対応を含む地元食材の開発推進も行っていくという。