ドクが日本に帰ってきた! - 来日中のクリストファー・ロイド

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 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(以下『BTTF』)シリーズのドク役で知られるクリストファー・ロイドが10日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」セレブステージに登場。シリーズ第3弾『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』の名セリフを生披露したほか、主人公・マーティを演じた盟友マイケル・J・フォックスへの思いを語った。

 1985年公開の1作目から38年が経過した現在も、多くの映画ファンに愛されている『BTTF』シリーズ。クリストファーは当時、ここまで人気な作品になるとは想像もしていなかったという。「『BTTF』の作曲家(アラン・シルヴェストリ)が来て『こんな作品、成功するのか?』というようなことを言っていたのを、今でも思い出します。私もどんな作品になるのかわからず、いい作品になることを願ってましたが、ここまでのものになるとは思っていませんでした」

 現在85歳のクリストファーは今も現役。近年も映画『Mr.ノーバディ』や『スター・ウォーズ』の実写ドラマ「マンダロリアン」に出演するなど、役者としてまだまだ輝き続けている。「私は何かのキャラクターになることを本当に愛しています。脚本をもらったら読み込んで、その人物を一生懸命理解します。そして、その心や頭で理解をすると共に、キャラクターがどのように話すのか、どのように表現するのか、真実を追求しようとする。それが私の愛していることであり、心がけていることです」と役者として今も大切にしていることを明かした。

 メインMCのLiLiCoから『BTTF3』の名セリフをリクエストされたクリストファーは、ドクがマーティにかけた「Your future is whatever you make it, so make it a good one」を生披露。感動的なセリフが詰まった台本を執筆した脚本家や、映画のプロデューサーに対して感謝の思いを示した。

 さらに、「マイケル・J・フォックスにも尊敬の思いを抱いています」と40年近くの付き合いになるマイケルを賞賛したクリストファー。「勇気がありますし、自分自身のこともユーモアをもって捉えています。彼は本当に宝です」と続けると、会場のファンから大きな拍手が送られた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「東京コミコン2023」は12月10日まで幕張メッセで開催中