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トム・クルーズ主演の大ヒット映画『』(2022)が、スクリーンからコンサートホールへと出航する。2024年9月27日(金曜日)に、イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにてシネマコンサートが開催されることがにて発表された。

『トップガン マーヴェリック』のコンサートでは、映画で名匠ハンス・ジマーとともに音楽を務めた作曲家のローン・バルフが、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を率いて、大スクリーンの映像に合わせて指揮を執る予定。自身のXアカウントでは、告知とともに出演への喜びがされている。

ホールの会員向けのチケット優先販売はすでに開始されているが、一般発売は2023年11月17日午前10時(現地時間)に開始予定。気になるチケットの価格はリアルタイムで変動するようだが、2023年12月27日に開催される『ラ・ラ・ランド』(2016)のシネマコンサートは34£(約6,300円)から119£(約22,200円)と価格帯が幅広く取られているようだ(なお、『ラ・ラ・ランド』のシネマコンサートは2024年に)。

ヴィクトリア女王の夫アルバート公に捧げられたロイヤル・アルバート・ホールは、1871年の開場以来、コンサートやオペラ、スポーツからチャリティーイベントまで様々なイベントに使用されてきた由緒正しき演劇場。ドーム型の屋根と赤レンガ建築の印象的な外観や、王立公園ハイドパークが隣接するロケーションもあって、ロンドンを代表する名所の一つとして知られている。ホール主催のシネマコンサート「Films in Concert」は定期的に開催されており、過去のラインナップも『タイタニック』(1997)や『007』シリーズ、『ブラックパンサー』(2018)など実に多彩だ。

『トップガン マーヴェリック』はトム演じるマーヴェリックと若きパイロットや旧友たちが繰り広げる熱いストーリーやダイナミックな空中戦など見どころ満載だが、サウンド面も迫力満点。レディー・ガガが歌う主題歌「Hold My Hand」、前作『トップガン』(1986)のオープニングテーマでもあるケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」などのナンバーから、ルースター(マイルズ・テラー)がバーでピアノを演奏するシーン、エンジン音にいたるまで、素晴らしい音響設備で味わってみたいものばかりだ。

ちなみにトムは2023年5月に行われたチャールズ国王の戴冠式でのトリビュート映像に航空機に乗ってしたほか、『トップガン マーヴェリック』のロンドンプレミアにウィリアム皇太子とキャサリン妃を招いた経緯もあり、イギリス王室とは何かと縁がある。ロイヤル・アルバート・ホールには王室メンバーが訪れることも多いだけに、シネマコンサートの来客にも注目が集まりそうだ。

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