藤原紀香、坂東玉三郎も太鼓判おす「スーパー梨園妻」ぶり 夫の公演あいさつに立つ日は来場者2割増し
六代目片岡愛之助と藤原紀香の結婚披露宴がおこなわれたのは、2016年9月28日。麻生太郎財務相(当時)もお祝いに駆けつけるなど、錚々たるメンバーが出席、3時間半にわたるものだった。
「その2年前に、歌舞伎にハマッていた紀香さんが、愛之助さんの舞台を観劇に訪れたことをきっかけに、交際が始まったようです。
かつて、歌舞伎俳優・中村獅童さんの母、小川陽子さんは著書で、梨園の妻の仕事について『先ぶれに走りまわって切符をさばくこと』『おつきあいは女性の仕事』として、ご贔屓筋に対する気配りをつねに心がけ、よく手紙を書いたり、贈り物をしたりしていると書いていました。結婚会見で、女優の仕事と梨園の妻との両立宣言をした紀香さんに対して、結婚当初から『梨園の妻が務まるのか』と心配する声も後援会からあがり、愛之助さんの養父も2人の結婚後、ブログで紀香さんの行動が歓迎されていないことをつづったりしていました」(芸能記者)
それから7年。最近の紀香は『梨園の妻』として認められるよう仕事をセーブすることで、愛之助の後援会や贔屓筋などの見る目が変わってきたという。
「紀香さんは書道を習い、贔屓筋に送る直筆のお礼状を書いています。また、愛之助さんが出演する公演の初日と千秋楽には、和服姿でロビーに立ち、贔屓筋ひとりひとりの名前と近況を頭に入れて、あいさつをしています。
紀香さんがロビーに立つと、その姿をひと目見ようと、人だかりができるほど。後援会、贔屓筋のなかには『愛之助さんより“片岡紀香”のファン』という人も多いと聞きます。坂東玉三郎さんや片岡仁左衛門さんなどにも、ぬかりなくお礼状を書くことで、彼らからも『梨園の妻』として認められていると聞きます」(同前)
2年ほど前から、関係者の間で「愛之助の公演の入場者数は、藤原紀香が来場するときは来場しないときに比べて2割増しになる」「紀香は『スーパー梨園妻』」といわれるようになってきたという。
「以前は『出しゃばり過ぎ』などと批判する声も聞かれましたが、梨園生活が長くなるにつれ、しきたりも身につき、結婚当初の評価は完全に覆りました。
8月に京都・南座で上演された坂東玉三郎さん主演の『怪談牡丹燈籠』では、玉三郎さんの相手役である伴造は、人間国宝である片岡仁左衛門さんが長年、務めてきましたが、玉三郎さんの推薦で愛之助さんが抜擢されました。玉三郎さんは、紀香さんの梨園の妻としての振舞いを認めていて、気に入っているとも聞きます。大役に抜擢されたのも、紀香さんの内助の功があったのでは……と言う声もあります。
歌舞伎界も、贔屓筋の高齢化などによるスポンサー離れが続いていますから、若い人にも知名度のある紀香さんが注目されることは、業界全体とってプラスに働くのでは」(芸能記者)
激動の歌舞伎界を救うのは紀香かもしれない!