文化放送メールマガジン（毎週金曜日配信）にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしている。この記事では全文をご紹介。

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▼11月10日配信号　担当
伊藤佳子

7日（火）には、東京都心の最高気温が27.5度まで上がり、100年ぶりに11月としての最高気温を更新しました。
低気圧や前線に向かって南からの暖かな空気が入り、フェーン現象や日差しも加わって気温が上がったもので、風も強く、千葉市で最大瞬間風速23.7メートルを観測。
荒天の中、東京ディズニーランドのクリスマスイベントの取材に行ったものの、この日初めて報道陣に公開される予定だったクリスマスパレードは直前になって強風のため中止が決定しました。　


▲ＴＤＬ城

私も瞬間、ニュースのレポート内容をどうしようかと頭が真っ白になりましたが、気の毒なのは、早朝から並んで、強風と雨の中カッパを着て場所取りをしていた多くの来場者……。


▲ＴＤＬ場所取り

インタビューすると朝5時前から並んでいたとか、この日一番の目的はクリスマスパレードだとか……。
4年ぶりに多くのダンサーが出演し、フロート（台車）が停止する演出も復活すると楽しみにしていたようです。
残念！
でも強風を甘く見てはいけません。
この日も強風のため、埼玉県で工事現場の足場が傾く被害や、世田谷区でガソリンスタンドの柱が折れて屋根が落下する被害が発生しました。

10月28日には、そういった気象災害への注意を呼び掛ける「オンライン講演会」を鈴木純子アナと一緒にお送りしました。

兵庫県西宮市薬剤師会から依頼して頂いたもので、3回目となる今回は、芦屋市薬剤師会や宝塚市薬剤師会の皆様にもご参加いただきました。
タイトルは「自然災害を学び薬局ＢＣＰ作成に役立てる～暴風・浸水害・土砂災害の最新事例の解説と対策～」。

秋田市や千葉県茂原市の浸水被害などを中心に「今年の気象災害」についてまた「竜巻・暴風対策」や「雷対策」についてご紹介しました。


もし講演を依頼してみようという方がいましたら、文化放送・広報か「防災アワー」bousai916＠joqr.netまでご連絡ください。

気象予報士　防災士　気象庁担当記者　伊藤佳子