KRY山口放送

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 山口県消防学校で7ヶ月半、消防士としての基礎を学んだ学生たちが7日、その集大成とも呼べる総合訓練に挑みました。

(学生)
「7ヶ月半の僕のすべてをぶつけます」

 意気込む彼らを待ち受けのは…ロープを使った訓練に、タイヤ押しなど。
いわば、消防士としての「技術」と「体力」を確認する総合訓練です。

 参加したのは、ことし4月に消防学校に入校した学生53人。

 およそ7ヶ月半、消防士としての基礎を学んだ学生たちは、9つの訓練に挑み、その「スピード」と「正確さ」を競いました。

 なかには、重さ20キロにも及ぶ装備に着替え、ホースを扱う訓練も。

 これまで学んだことを思い出しながら、およそ20分間に及ぶ訓練をやりきりました。

(山口市消防本部・松田健伸さん)
「7ヶ月半、苦しいこともあったが、ゴールした瞬間に吹っ切れた」

(萩市消防本部・田中慎之介さん)
「市民の方々へ安心してもらい子どもたちにはかっこいいと憧れをもってもらえるような消防士になりたい」

 学生たちは来週、消防学校を卒業し、今後は県内のそれぞれの地で消防士としての歩みを進めます。