一部のGoogle Pixelスマートフォンにつき、ユーザーがAndroid 14にアップデートすると、内蔵ストレージにアクセスできなくなる症状が報告されていました。

↑Googleは調査中

 

これにつきGoogleが、バグ修正への取り組みやデータ復旧の可能性など、より詳しい回答を発表しました。

 

Googleはまず、この問題をPixel 6およびそれ以降のモデルをAndroid 14にアップデートし、かつ複数のユーザーを設定している場合に起こることを確認したと述べています。主要ユーザー以外のプロファイルを作っているときにのみ発生する、というわけです。

 

この複数ユーザーとは、ユーザーやゲスト、制限付きプロファイル等が含まれます。ただし、主要ユーザーや仕事用プロファイルで複数のGoogleアカウントを持つことは含まれません。

 

そしてデバイスによっては、メインユーザーが内蔵ストレージにアクセスできなくなる可能性もあり。あるいは「出荷時リセット」というメッセージを表示して再起動する場合もあるとのことです。

 

後者の場合、このメッセージを受け入れると、バックアップされていないデータが失われる可能性があり、拒否すると「Pixel is starting」とのメッセージを表示して繰り返し再起動するそうです。

 

すでにGoogle Playのシステムアップデートを展開しており、他のデバイスでも同じ問題が起こるのを防ぐようにしたとのこと。この修正を適用するには、[設定]>[セキュリティとプライバシー]>[アップデート]>[Google Playシステムアップデート]を開きます。最新バージョンの日付は2023年10月1日であり、それより古ければアップデートをお勧めします。

 

また、現在ストレージにアクセスできない 人のために、「出荷時リセットを必要とせずに問題を修復し、ファイルへのアクセスを回復する」修正アップデートに取り組んでいるとのことです。

 

さらに出荷時リセットをした人を含む全てのユーザーに対して、Googleは「OTA(無線)アップデートが利用可能になるまで、端末上でセカンダリー(2人目)ユーザーを作成したり、ログインしたりすること」を避けるように警告しています。

 

このバグが起こるとインストールしたアプリやデータにアクセスできなくなる恐れがあります。複数のプロファイルを作らないよう気をつけて、Googleのさらなる対応を待ちたいところです。

 

Source:Google
via:9to5Google