NHKとフジテレビ系の連ドラに掛け持ち出演する安達祐実

『VIVANT』(TBS系)の大ヒットで再び注目を集めているドラマ界だが、10月からスタートした連続ドラマが、俳優の「掛け持ち出演が多すぎる」とSNSで話題となっている。

 安達祐実は『大奥 Season2「医療編」』(NHK総合)と『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)に出演。『うち弁』出演者では、大倉孝二が『下剋上球児』(TBS系)に、吉瀬美智子が『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)にも出演していて、さながら“うちのドラマは掛け持ちが多すぎる”といった状況だ。

『ゆりあ先生〜』では、宮澤エマが『フェルマーの料理』(TBS系)にも出演している。

 また、主演でも掛け持ちがいて、桜田ひよりは『あたりのキッチン!』(フジテレビ系)に主演しながら、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)にも出演。前田拳太郎も『君には届かない。』(TBS系)に主演しながら、『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系)に出演している。

 元乃木坂46の伊藤万理華は『日常の絶景』(テレビ東京系)に主演しながら、『ミワさんなりすます』(NHK総合)、『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)と3作の掛け持ちとなっている。

 ほかにも、伊原六花はNHK連続テレビ小説『ブギウギ』と『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)に出演。『ブギウギ』では、橋本じゅんが同作と『恋愛のすゝめ』(TBS系)を掛け持ちしているという状況だ。その『恋愛のすゝめ』(TBS系)には、『18歳、新妻、不倫します。』でヒロインを務める元HKT48・矢吹奈子が出演する。

 あまりの掛け持ちの多さに、SNSではさまざまな意見が寄せられた。

《今期のドラマ、ワンクール掛け持ちの人と2期連続の俳優さん多くね?! みんな働きすぎ》

《最近は俳優さんドラマ被ってるの多い傾向なのかな。 宮澤エマさん、吉瀬美智子さんとか2つ掛け持ちしてて
あれってなった》

《最近のドラマのキャスティングが偏ってて混乱する 同クール掛け持ちとか 前クールもでてたりとか》

「4月にテレビ朝日系が日曜22時に、10月からはフジテレビ系が金曜21時に、それぞれ連ドラ枠を新設するなど、1時間枠のドラマが増えているほか、深夜ドラマ枠もさらに増加しています。

 その理由としてあるのは、Amazonプライムなど、ネット配信のサブスクリプションサービスが増えた点。Hulu、Paravi、FODなど、テレビ局が直接、関わっているサービスもあり、続編やスピンオフをそちらで流して“放送外収入”を得る目論見もあります。

 作品自体が増えた結果、演者の掛け持ちも多くなっているというわけです」(芸能ライター)

 掛け持ちだらけで、本人も視聴者も混乱しないようにしなければ。