森永卓郎「財務省がケチだからなんです」国主導の鉄道存廃協議を解説
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。10月2日の放送では、お休みの大竹に代わり、経済アナリストの森永卓郎氏が、１日に施行された「改正地域公共交通活性化再生法」に関するニュースを取り上げた。「改正地域公共交通活性化再生法」では、事業者か自治体のいずれかの要請があった場合、国が「再構築協議会」を設置し、仲介役となって議論を円滑に進めることとなっている。
森永卓郎氏 「この協議会を作って、路線を廃止して、バス転換をしようということなんですけれども、そのバス自体もですね、今どんどん路線が廃止されたり減便になってしまっているんです。日本の特徴として鉄道やバスに補助金がほとんど投入されていない。運賃で運営されているんですね。ヨーロッパなんて補助金漬けなんですよ。例えばフランスの場合は運営経費のうち運賃収入は2、3割であとは全て税金なんですよ。生活インフラだから支えましょうっていうのが世界の常識なのに、日本は税金の割合が非常に小さいんですね。なんでかっていうと財務省がケチだからなんです」
阿佐ヶ谷姉妹 木村美穂 「でた、財務省」
森永氏 「増税は大好きだけど、税金投入は嫌いっていう特殊な性格をしているお役人なので、なかなか進まない」
阿佐ヶ谷姉妹 渡辺江里子 「普段使われている通学とか移動、必要ですよね･･･色々差し迫っているというか全部余裕ないですね」
