元タレントの島田紳助さんがプロデューサーを務め、2009年にシングル「男道」でCDデビューを果たしたアイドルグループ・新選組リアン。紳助さん司会の人気番組にも多数出演し、その存在はお茶の間にも広く浸透したが、2014年にグループを解散した。

その新選組リアンの2代目リーダーを務めたのが、関義哉だ。現在は“シンガーソングゴルファー”を名乗っているというが、果たしてどのような活動なのか。また、音楽活動の一環として取り組むライブ配信での活動、40歳までに叶えたい夢についても話を聞いた。(前後編インタビューの後編)

関義哉

○■解散後も続く新選組リアンメンバーとの交流

――2019年、新選組リアンは一夜限りの復活ライブ「令和男道」を開催しました。また、関さんの結婚式にメンバー全員が集合するなど、グループ解散後も親交が続いている印象です。

そうですね。当時のスタッフの方も入ってくださっている新選組リアンのLINEグループがあって、メンバーの誕生日には毎年、「おめでとう」と送り合っています。グループの中には、それぞれキャリアの年数が違う人たちが集まってデビューすることもあると思うんですけど、僕たちは全員の年齢も近くて、「いっせーのーで」で芸能活動が始まった分、うれしいことも苦労も全部共有できたから、今も当時のままの関係性が続いているのかなって。前回は結成10周年で復活ライブをしましたが、次は15周年のタイミングでもう一回ライブをしたいなと僕は思っています。

――続いて、関さんの現在の活動についてお聞かせください。

今は“シンガーソングゴルファー”と名乗っていて。新選組リアンの解散後、自分で曲を作って、歌詞を書いて、ライブ活動を続けていたのですが、コロナ禍でライブができなくなってしまって、音楽以外でもう一つ、自分ができることを見つけたいと思っていたときに、ゴルフと出会ったんです。それからゴルフにも真剣に取り組んで、インストラクターとしても活動しています。

自分の根本にあるのが、「人が好き」ということなんですよね。音楽活動で出会う人、ゴルフ関係で出会う人がたくさんいて、その人たち全員に応援してもらえるようになりたい。そして最後はやっぱり、僕のライブに来てくれる人がもっと増えたらうれしいなと思いながら、活動しています。



○■40歳までに成し遂げたい夢とは

――その活動の一環として、ライバーとしても活動されているとか。

「17LIVE(イチナナ)」でライブ配信を始めたのは、ライブ活動をずっと続けている中で、新しいことをしたいと思っているタイミングでした。新選組リアンのメンバーだった森(公平)が、SNSで「17LIVEで配信します」と告知しているのを見て、ライブ配信というものがあるんだと知りました。コロナ禍でライブ配信をする人も増えたのかなと思うですが、当時はまだ知る人ぞ知る存在という感じだったので、そこで先行して活動すれば、新しく出会った人に自分のライブにも来てもらえるんじゃないかなと思ったのが、ライブ配信を始めたきっかけでした。

――実際にライブ配信をやってみて、いかがでしたか?

ありがたいことに、ファンの方たちがライブ配信を見てくださって。語弊のある言い方かもしれませんが、当時はまだライブ配信自体が盛り上がっていなかったこともあり、投げ銭というシステムにネガティブな意見もありました。でも、僕がライブ配信を始めたのは、あくまでも自分のことを知ってもらって、ライブ活動に来てもらうことが目的だと最初にお伝えしていたので、そこは理解してくれる方も多くて。ライバーとしての活動も応援してもらえました。



――関さんのことを新たに知ってくれる人も?

最初の頃は、いろんなライバーさんの配信を見に行って、コメントをしたり、ギフティングをしたりして、ライバー同士でつながらせていただきました。そうすると、そのライバーさんのリスナーの方が、僕の配信にも来てくれるんです。僕のファンの方たちもいろんなライバーさんの配信を訪れて、営業ではないですが、僕のことを宣伝してくれて(笑)。配信を見て、実際に僕のライブにも足を運んでくださる方もいて、ありがたかったですね。

――関さんからコメントを書き込まれて、驚いた方もいたのでは。

新選組リアンのことを知ってくださっている方には、「懐かしい!」「新選組リアンの子がイチナナやってるんや」という反応を頂きましたが、新選組リアンというグループ名は知っていても、関義哉という個人名まで知ってくれている人は少なくて。でも、配信をきっかけに、「今は個人で音楽活動をしてるんや」というふうに知っていただいて、他のSNSでフォローしてもらえることもありました。



――最後に、今後の目標や夢を教えてください。

めちゃくちゃデカい夢なんですけど、1万人規模のライブを人生で一度はやってみたいなと思っていて。僕は今34歳なのですが、40歳までにその夢を成し遂げたい。

そのために曲づくり、日々のライブ活動、ゴルフのインストラクターとしての活動、ライブ配信やSNSを使った活動と、自分ができることを総集結させて、6年後までにそれくらい大きなステージに立てるように僕のことを応援してくれる方を増やさないといけません。

10月21日にメジャーデビュー14周年のワンマンライブをするんですけど、僕のライブに来るのが初めてだという方は入場無料なので、ぜひ一度ライブを見ていただけると、うれしいです。

■プロフィール

関義哉

1989年4月7日生まれ。京都府出身。2009年、滋賀大学在学中に、日本テレビ系バラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』から誕生した音楽グループ・新選組リアンのメンバーとしてデビューを果たした。2014年、新選組リアン解散後は、ソロアーティストとしての活動に加え、自身の兄と弟の3人による兄弟ユニット「イーワイエス」としての音楽活動、ゴルフインストラクター、ライブ配信アプリ「17LIVE」のライバーとしても活動している。2023年10月21日、京都・GRACE HALLにて、メジャーデビュー14周年ワンマンライブを開催。同ライブは、関のライブに初来場の場合、入場無料となる。