記者会見に登壇した井ノ原快彦さん、東山紀之さん、藤島ジュリー景子前社長、木目田裕さん

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米ロサンゼルスで現役警察官として働き、YouTubeやSNSでも発信を続けるYURI(永田有理)さんが2023年9月7日に公開した動画で、故ジャニー喜多川氏によるタレントへの性加害問題をめぐるジャニーズ事務所の会見での東山紀之新社長の一部発言に激怒した。

「ちょっとおかしいなと思うところが多々あったので......」

YURIさんは「実録LA初 日本人女性警察官」の著書があり、複数のメディア出演経験もある。

ジャニーズ事務所が7日、喜多川前社長による性加害問題への「外部専門家による再発防止特別チーム」の提言を受け、都内で会見を開いたことを受け、YURIさんは同日「ジャ◯ーズ事務所本当に反省してるのか?」との動画を公開した。

YURIさんは、東山氏に関する過去の報道などを調べたところ、「被害者側からしてみたら、加害者側の人間だ」と感じたという。

東山氏をめぐっては、過去のハラスメント疑惑が取りざたされている。YURIさんはこうした行動について「やっぱりジャニーズJr.の方のイメージでは、東山さんっていうのは、ジャニーさん(側)についてる方、みたいな」とし、記者会見での応答にも違和感を覚えたとした。

「今日、『お前もなんかしてたんじゃないのか』っていうようなことを記者会見で聞かれた時に、『記憶が思い出せない』と。記憶がなくって『あったかもしれないけど、なかったかもしれない』みたいな。もう、『は?』って感じじゃないですか」

「私の推測ですけど、やったけどやったって言いたくないから『記憶が思い出せません』」

東山さんは、会見の質疑応答で「やられた方たちは覚えている」「なのでもう少し正直に(話してほしい)」などとする記者の訴えに、「もちろん覚えてることと覚えてないことがありまして」とし、「本当に覚えてないことの方が、多くてですね。もしかしたらしてる可能性もあるし、もしかしたらしてないかもしれないし。ただやっぱりもちろん若気の至りがあったりそのときの自分の幼稚さであったりとか、そういうものもあったとは思うんですね」と言葉を濁した。

当時の様子を振り返りつつ、「やっぱりなかなか記憶を呼び起こすのが難しい作業でもあったので、実際したかもしれないし、してないかもしれないというのが本当の気持ちですね」と頷いた。

YURIさんはこうした態度に怒りを覚えたとして、「小学校の時、人を虐めたら覚えてるじゃないですか」と語気を強めた。

「『やったかもしれないけどやってないかもしれない』って、私が今まで警察官として犯罪者をインタビューした時。いろんな質問を投げかけた時に、やってない人は『やってない』って言うんですよ。ただ東山さんは、私の推測ですけど、やったけどやったって言いたくないから『記憶が思い出せません』(と答えている)。なんかもうずるい政治家みたいな」と自身の経験をもとに語った。

「え、新社長もうすでにこんな感じなんだ、と思って」と失望したとし、加害者の名前を冠した社名を変更する意向がないことについても「フラッシュバックがあるっていう被害者がたくさんいるのに、名前を変えないって言ってしまってる新社長。私はもう開いた口が塞がらなかったですね。これって本当に被害者の気持ちを完全に無視してる」と呆れた様子で批判した。