昨年のニュージーランドT以来の重賞2勝目を狙うジャングロ(ユーザー提供:こーだいさん)

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 武豊騎手がジャングロ(牡4、栗東・森秀行厩舎)でセントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)の11年ぶり6勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでセントウルSに22回騎乗。95年ビコーペガサス、96年フジノマッケンオー、98年マイネルラヴ、04年ゴールデンキャスト、12年エピセアロームで5勝を挙げている。しかし、近10年に限れば7回騎乗して15年バーバラの3着が最高。しばらく勝利から遠ざかっている。

 今年のパートナーとなるジャングロは、サイバーエージェント・藤田晋社長の所有馬で昨年のニュージーランドTの覇者だ。ただ、血統や体型を考慮するとスプリンターの印象が強く、重賞を制した中山芝1600mの京成杯AHではなく、こちらに矛先を向けたのは納得がいく。

 1年2カ月ぶりだった前走のアイビスSDは6着だが、不利な6番枠から、むしろ健闘といえる内容。決して早熟ではないことを印象付けた。休み明け2戦目で主戦の武豊騎手に手綱が戻る今回、重賞2勝目が期待できそうだ。