前走のオークスは13着に沈んだエミュー(ユーザー提供:mailaさん)

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 フラワーCを制したエミュー(牝3、美浦・和田正一郎厩舎)が、紫苑ステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で重賞2勝目を狙う。

 エミューは父ハービンジャー、母スーリール、母の父スペシャルウィークの血統。父と母の父の組み合わせは、17年の紫苑Sを制し、後にGIを2勝したディアドラと同じだ。ここまで8戦3勝。2月のデイジー賞で2勝目を挙げると、重賞初挑戦となったフラワーCも制し、一気にスターダムに駆け上がった。

 クラシックでは桜花賞が10着、オークスが13着と結果は出なかったが、今回のメンバーで重賞勝ち馬は自身のみ。実績的に結果が欲しい一戦となる。

 420kg前後と小柄ながら、血統のイメージ通りのパワータイプ。フラワーCが不良馬場だったように、雨が降ればなお良しといえる。強豪が待ち受ける秋華賞に向けて、弾みのつくレースを期待したい。