昨年キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したパイルドライヴァー(提供:At The Races)

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 現地時間5日、G1・2勝馬パイルドライヴァー(牡6、Pyledriver)の引退を共同管理するW.ミューア師が発表。英競馬メディア『Racing Post』が報じている。

 同馬は9日にケンプトン競馬場で行われるセプテンバーS(英G3)に出走予定だったが、繋靭帯の損傷を再発。10月にパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(仏G1)へ参戦する意向も表明していた中でのアクシデントとなった。

 パイルドライヴァーは父Harbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統の英国産馬。

 2019年7月にイギリスでデビュー。21年のコロネーションC(英G1)でG1初制覇を果たし、同年の香港ヴァーズ(香G1)ではグローリーヴェイズの2着に好走した。

 22年3月にシャフリヤールが制したドバイシーマクラシック(首G1)では、ユーバーレーベンらを抑えて4着に。7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)では、21年の凱旋門賞馬トルカータータッソ、22年の愛ダービー馬ウエストオーバーらを相手に勝利し、G1・2勝目をあげた。

今年はハードウィックS(英G2)を勝利し、昨年に続き出走したキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)がラストランとなった。通算成績は20戦8勝。