今年3月のドバイSC(撮影:高橋正和)

写真拡大

 現地時間3日、ドイツのバーデンバーデン競馬場で行われたバーデン大賞をフランスのザグレイが制覇。今年のドバイSC出走馬の中から新たなG1ホースが誕生した。

 同レースに出走していた各馬は、その後つぎつぎとビッグタイトルを獲得している。例を挙げれば、1着イクイノックスは宝塚記念を快勝し、ロンジンワールドベストレースホースランキングで首位キープ。2着ウエストオーバーはサンクルー大賞(仏G1)を制し、3着ザグレイは前述の通り。さらに、4着モスターダフは英G1を2連勝。8着のロシアンエンペラーもチャンピオンズ&チャターC(香G1)を勝利した。

1着 イクイノックス(宝塚記念)
2着 ウエストオーバー(サンクルー大賞)
3着 ザグレイ(バーデン大賞)
4着 モスターダフ(英インターナショナルS・プリンスオブウェールズS)
8着 ロシアンエンペラー(チャンピオンズ&チャターC)

 以上の豪華メンバーを相手に3馬身半差で勝利したイクイノックス。その評価は国内外で上昇一途。ドバイSCでは逃げて快勝したが、宝塚記念では道中16番手からマクリ差し。脚質も自在で弱点という弱点が現状では見当たらず、この秋どこまでGIタイトルを積み上げるか──“怪物”の走りに世界が注目している。