前走のオークスは6着に終わったヒップホップソウル(ユーザー提供:mailaさん)

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 良血のヒップホップソウル(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、紫苑ステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 ヒップホップソウルは父キタサンブラック、母ダンスファンタジア、母の父ファルブラヴの血統。まだ1勝馬ではあるが、前々走のフラワーCはエミューから半馬身差の2着。前走のオークスも2着からは0秒3差の6着だから、同世代の牝馬同士なら力上位といえる。

 そして血統に注目してほしい。良血であることは言うまでもないが、その血統表には中山巧者の血がズラリと並ぶ。父キタサンブラックが17年の有馬記念の勝ち馬なら、母のダンスファンタジアが11年のフェアリーSの覇者。さらに母の父ファルブラヴは中山開催だった02年のジャパンC、祖母のダンスインザムードは04年フラワーCを制しているのだ。

「中山で重賞を勝たなければどこで勝つ?」といっても過言ではないヒップホップソウル。ここで重賞初制覇を果たし、大目標の秋華賞に弾みをつけたい。