遠藤航を批判するリヴァプールのクロップ監督の発言報道はデマ 実際の発言はこうだった

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リヴァプールMF遠藤航は、28日のニューカッスル戦で移籍後初めて先発起用された。

4-3-3のアンカーに入ると後半13分までプレーしている。

リヴァプールは前半25分に先制された後にフィルヒル・ファンダイクが一発退場になるもダルウィン・ヌニェスの劇的2ゴールで、2-1の逆転勝利を収めた。

ユルゲン・クロップ監督は試合前に遠藤を先発に抜擢した理由を説明。「数回のセッションを行った後、それが理に適っていると思った。そして、本当に重要な役割になる。ワタルはトレーニングで非常によかったので、今日彼が先発するのは間違いないことだった」と評価していた。

一方、遠藤本人は「自分にとってとてもタフな試合だった。ベストを尽くそうとしたし、10人になった後は失点しなかった。それが自分の仕事だった。もちろん、自分はもっとよくやれる。でも、後半はとてもタフだった。自分は守備面でもっとよくやれると感じている」などと試合後に述べている。

そうしたなか、ユルゲン・クロップ監督の発言とされる言葉が日本で話題になっている。

『Sky Sports』の試合後インタビューで「遠藤は我々がやっていることを全く分かっていない。Macca(アレクシス・マカリステル)とDom(ドミニク・ソボスライ)のダブルシックス(ボランチ)は素晴らしかった」と述べたと『Metro』などが伝えたのだ。

ただ、クロップ監督が獲得したばかりの遠藤をこき下ろす発言をするのは疑問もある。

実際のインタビューを確認すると、上記のような文脈では発言していないようだ。

クロップ監督は「遠藤からすると、また10人の大惨事を目の当たりにしたよ(笑)我々が実際に何をしているのかまったくわからないよね(笑)」などと笑顔でむしろ擁護していたのだ。

その後、別の文脈で「終盤のMaccaとDomのダブルボランチは本当にスーパーだった」と述べたという流れ。

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クロップ監督は、終始な笑顔で遠藤を批判する意思は微塵も感じられないものだった。