マンU、インテルGKオナナの獲得が間近に…1年延長OP付きの5年契約締結か

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 マンチェスター・Uが、インテルに所属する元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ獲得に近づいているようだ。16日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 長年正守護神としてクラブを支えた元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが先日退団したことが発表されたマンチェスター・Uでは、かねてよりアヤックス時代にエリック・テン・ハフ監督に指導を受けたオナナの獲得を狙っていることが明らかになっている。

 今回の報道によると、マンチェスター・Uは16日に再度オナナの代理人と会談を行った結果、1年の延長オプションが付随した2028年6月30日までとなる5年契約を結ぶことで個人合意に至ったことが伝えられている。

 しかし、クラブ間での交渉は未だ完了していないという。それでも、移籍金5000万ポンド(約90億円)程度で合意に近づいている模様で、マンチェスター・Uとしては今週後半に出発するアメリカでのプレシーズンを前に移籍が完了することを見込んでいるようだ。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もオナナのマンチェスター・U移籍が近づいていることを伝えており、同選手はメディカルチェックを受けるために渡航する予定となっていることを明らかにしている。また、マンチェスター・Uはオナナがアメリカツアーに帯同するためのビザを申請する準備も進めている模様で、加入は決定的と見られている。

 現在27歳のオナナは、バルセロナのカンテラで育成年代を過ごすと、2015年1月に加入したアヤックスで本格ブレイクを果たす。オランダの名門で合計6つのタイトル獲得し、2022年夏にフリーでインテルに移籍した。鋭い反応を生かしたセービングと、確かな足元の技術を武器に正GKに定着し、2022−23シーズンは公式戦41試合に出場。コッパ・イタリア制覇やチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献した。