敵地レンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場したエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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レンジャーズ戦に「2番・投手兼DH」で出場

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は15日(日本時間16日)の敵地レンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場。粘りの投球で6回2失点でマウンドを降りた8回の第4打席に443フィート(約135メートル)の特大22号2ランを放った。米実況は「彼がまたやった!」「どうやって飛ばしたんだ!」と衝撃を伝えた。

 打った瞬間の確信歩きだった。3-2でリードして迎えた8回無死1塁で打席に入った大谷。この回から登板の左腕バークの初球の速球を振り抜いた。打球速度109.4マイル(約176.0キロ)で飛び出した一撃はぐんぐん伸びて、前日の21号同様に左中間2階席に着弾。敵地にもかかわらず、地鳴りのような歓声が起こった。

 ド派手な一撃にカリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況席も大興奮。実況のウェイン・ランダッゾ氏は「高く上がった! 左中間へ! 彼がまたやった! ショウヘイ! エンゼルスに5-2のリードをもたらした!」と絶叫。解説のマーク・グビザ氏も声が裏返りながら「アンクル(おじさん)! あれだけ遠くまでまたどうやって飛ばしたんだ! 同じ場所だ!(笑) パワーを見せつけた! アンビリーバブル! 彼は現実のものではありません」と叫んだ。ランダッソ氏が「これは。驚くべきです」と話すと、グビザ氏とともに「ハハハハハ」と笑った。

 先発のマウンドに上がった大谷は奪三振は3つだけにとどまったが、粘りの投球で6回2失点で降板。引き継いだデベンスキーが7回の窮地を脱した後、自らの勝利を引き寄せる一打となった。

(THE ANSWER編集部)