「ほうれん草のくたくた」に挑戦♪バターとチーズでうまうま~♡特に“根元”が甘~い♡【リュウジレシピ】

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緑黄色野菜のほうれん草は栄養が豊富で、炒め物やスープなどに重宝する葉物野菜。でも、味が苦いとか口当たりがキシキシするとか、特に子どもから苦手だという声を聞くことも。嫌がられる原因は、ほうれん草に含まれるシュウ酸という成分。ところがシュウ酸は、水に浸けると簡単に抜けるのだと、人気料理研究家のリュウジさんが。そうして、秒でなくなるほうれん草レシピを作っていましたよ。炒めるだけなので簡単そう。さっそくトライ!

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「シュウ酸抜きはとても大事」「茹でなくてもシュウ酸は抜けるのですね」「歯がキシキシするのはシュウ酸のせいだったの⁉」など、ほうれん草に含まれるシュウ酸という成分に対して、コメントが届いていましたよ。

シュウ酸って何だろう?と疑問に思ったので少し調べてみました。

シュウ酸は苦みの元。水溶性なので水に浸けると簡単に抜ける

シュウ酸は食品に含まれている成分のひとつ。アクの素になっていて苦みがあり、カルシウムや鉄の吸収を阻害するという働きがあります。また、取りすぎると尿路結石を起こす原因にもなると言われているようです。

また、シュウ酸はほうれん草の他にも純ココアパウダーや里芋など多くの食品に含まれていますが、水に溶けやすい性質があるため、水に晒したり、茹でたりすると簡単に抜くことが出来るんですって。

調理の前に下ごしらえしておけば、おいしく安心して食べられるということですね。リュウジさんも動画で、ほうれん草を切って断面を増やしてから水に20~30分浸けると、切り口から簡単にシュウ酸が抜けると紹介していましたよ。

ほうれん草を水に浸すのがポイント♪「ほうれん草のくたくた」を作ってみた!



【材料】(作りやすい分量)
ほうれん草…200~220g ※今回は1.5束使用
バター…15g
うま味調味料…3振り
塩…小さじ1/4
粉チーズ…大さじ1
黒こしょう…適量

1.ほうれん草の根元を5cmくらい切ってから、残りを3等分のざく切りにします。根元は縦に4等分くらいに切ります。



根元の赤い部分もきれいに洗って使います。茎や葉に比べたら硬いので、縦に4等分に切って火の通りをよくします。

2.水を張ったボウルにほうれん草を入れ、20~30分浸けてシュウ酸を抜きます。



シュウ酸は水溶性なので、切ったほうれん草を水に浸けるだけで簡単にシュウ酸を抜くことが出来ますよ。

20~30分浸けたらザルに上げ、しっかりと水気を切ります。

3.フライパンにほうれん草を入れて強火で加熱し、音が鳴ってきたら弱めの中火で軽く炒め、フタをして5分蒸し焼きにします。



今回は油は使いません。最初は強火で水分を飛ばします。フッ素樹脂加工のフライパンにほうれん草を入れ、少し経つと水分が蒸発するようなシューッという大きな音がしてきました。そこで火加減を弱めの中火にし、全体を軽く炒め合わせました。



加熱後のほうれん草がこちら。最初にフライパンに入れた時に比べると、かなりかさが減りました。



弱めの中火のままフタをして、5分蒸し焼きにします。

4.弱火にして、3にバター、塩、うま味調味料、黒こしょう、粉チーズを加えて混ぜ合わせます。



フタを開け、バターと調味料を加えて混ぜ合わせたら、完成です♪

噛まなくてもいいくらいにクッタクタ!根元の赤い部分が特に甘い♪



ほうれん草が秒で消えるとリュウジさんがおすすめしていた「ほうれん草のくたくた」が完成しました。名前の通り、くたくた~っとしています。

今回はほうれん草1束半で作りましたが、かさがかなり減って、1~2人分くらいの量に仕上がりました。粉チーズや黒こしょうはお好みでトッピングしてくださいね。



お箸で掴んでみると、くた~っとしています。そして口の中に入れると、茎までやわらかい!噛む必要がないくらいのやわらかさです。

バターと粉チーズの味が染みているから、洋風な味わいで食べやすい♪ほうれん草特有のキシキシ感や苦みはなく、特に根元の赤い部分がとても甘くなっていて、驚きました。根元が一番甘くておいしい!

これは秒でなくなるのがわかります♪この一品でも十分成立しますが、肉や魚の付け合わせにぴったりだと思います。

リュウジさんおすすめの「ほうれん草のくたくた」は、ざく切りにしたほうれん草を水に浸け、シュウ酸を抜くのがポイントでした。後は炒めて味付けするだけなので簡単。材料も少なくて作りやすいですよ。春からお料理デビューした方にぴったりな野菜料理だと思います。ぜひお試しくださいね。

<参考文献>
WEB

『サントリーウェルネスOnline~シュウ酸とは?シュウ酸を多く含む食品・飲み物について解説~』
https://www.suntory-kenko.com/column2/article/7433/