ソニーGが反落、金融事業落ち込み24年3月期は減収減益を見込む

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 ソニーグループ<6758.T>が反落。4月28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高11兆5000億円(前期比0.3%減)、営業利益1兆1700億円(同3.2%減)、純利益8400億円(同10.4%減)を見込む。

 ハードウェア及び周辺機器の売り上げ増加によりゲーム事業が伸長するほか、複数の大型作品を含む劇場公開作品の増加やインド事業における増収などで映画事業も増収となり、売上高は前期比ほぼ横ばいを予想。ただ、減価償却費や研究開発費の増加、為替の悪影響などで半導体事業の減益を見込むほか、金融事業も大幅な減益を見込んでおり、減益を余儀なくされる見通しだ。

 同時に発表した23年3月期決算は、売上高11兆5398億円(前の期比16.3%増)、営業利益1兆2082億円(同0.5%増)、純利益9371億2600万円(同6.2%増)と売上高・営業利益は過去最高となった。なお、「プレイステーション(PS)5」の販売台数は1910万台となり、目標としていた1900万台程度を上回った。

出所:MINKABU PRESS