アーセナルの躍進を支えるマルティネッリ(左)とサカ(右)photo/Getty Images

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アーセナルは21日、プレミアリーグ第32節でサウサンプトンと対戦し、3-3で試合を終えた。この結果、3試合連続ドローとなり、2試合消化が少ない2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「5」。27日に直接対決が残されてはいるものの、19年ぶりの優勝へ向けて暗雲が立ち込めている。

ただ、そんな中でも、ここまでチームを牽引してきた“若きアタッカーコンビ”の調子は良さそうだ。現在21歳のガブリエウ・マルティネッリはサウサンプトン戦で、ブカヨ・サカの右からの折り返しをボレーで華麗に合わせ、ゴールネットを揺らした。また、マルティネッリのゴールをアシストした現在21歳のサカも、試合終了間際にこぼれ球を押し込み、貴重な同点ゴールを決めている。

これにより、マルティネッリは今季リーグ戦で15ゴール5アシスト、サカは13ゴール11アシスト。2人ともゴール関与数が「20」以上となっている。データサイト『opta』によると、プレミアリーグの1シーズンで、チーム内にいる21歳以下の2選手のゴール関与数が「20」以上になったのは、2006-07シーズンに記録したクリスティアーノロナウドとウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)以来。リーグ史上2組目だという。なお、同シーズンにロナウドは17ゴール8アシスト、ルーニーは14ゴール12アシストを記録している。

かつてのロナウドとルーニーを彷彿させるほどの活躍を見せる今季のマルティネッリとサカ。アーセナルの若きアタッカーコンビは、次節に行われるシティとの大一番でも結果を残し、優勝へ向けてチームを再び軌道に乗せることができるのか。