外為サマリー:模様眺めムード強く一時133円50銭台に押される

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 12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=133円68銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭強のドル高・円安となっている。

 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=133円68銭前後と前日に比べて7銭程度のドル高・円安で取引を終えた。前週末に発表された米3月雇用統計を受けて過度な景気懸念が和らいでいるほか、日銀の政策修正思惑の後退もあってドル買い・円売りが優勢で、一時133円81銭まで上伸した。

 ただ、12日(日本時間午後9時30分)に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)を控えて模様眺めムードが広がりやすく、この日の東京市場のドル円相場は上昇一服となっている。また、日本時間13日午前3時ごろに公表される3月21~22日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとする向きも多く、一時133円50銭台に押される場面があった。一方、前日に欧州債利回りが上昇したことを手掛かりにユーロの買いが目立っている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0926ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=146円05銭前後と同1円00銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS