浅利陽介×兒玉遥が明かす現場エピソード。楽屋がラジオブース化したゲストとは?:何かおかしい2
毎週火曜深夜0時30分から、オカルトホラー作家・雨穴が原案のヒューマンホラーサスペンスドラマ「何かおかしい2」(全12話)を放送中!
シーズン2の舞台となるのは、インターネットラジオ「オビナマワイド・ネオ」。番組プロデューサー・上村役を浅利陽介、ディレクターの土屋役を津田寛治、ミキサーの畑野役を松尾諭ほか、若手作家の内山役を細川岳が演じる。
番組MC役にいとうあさこ、大久保佳代子、吉村崇(平成ノブシコブシ)、さらば青春の光、もう中学生、はじめしゃちょー、LiLiCoほか、アシスタント役に景井ひな、井上咲楽ほか、中継レポーター役に上村ひなの(日向坂46)ほかとそうそうたる顔ぶれが勢ぞろい! 宮崎美子や矢作穂香など、豪華ゲストにも注目だ。
「テレ東プラス」は、プロデューサー・上村役の浅利陽介と、AD・田島役の兒玉遥にインタビュー! 作品の見どころや、撮影の裏話について語ってもらった。
――まずは、脚本を読んだ時の感想について聞かせてください。
浅利「面白い言い回しのセリフがあったり、上村の立場を利用したミスリードがあったり、目的があってやっている行動を、いかに隠しながら見せるか…その塩梅が難しいと思いながら、台本を読みました」
兒玉「毎回事件が起こるので『どうなっていくんだろう?』とワクワクしながら読みました。必ず1話で完結するので、それが楽しみですし、読み手としても『この伏線は何に繋がっているんだろう?』と展開を楽しみにしながら読みました」
――今回の撮影を通して感じた、お互いの印象は?
浅利「今こうして、兒玉さんがドレッシーな装いで座っている姿を見てビックリしています。兒玉さんにとっては今が普段通りなのかもしれないけど、撮影中はAD役でしたし、包帯で顔をぐるぐる巻きにして、ほとんど顔が見えない回もあったので(笑)。
撮影中、兒玉さんがみんなに自分の写真集を見せてくれたことがあったんですけど、僕らが知っている兒玉さんじゃなかった(笑)。『偉いなあ、よくやっているなあ』と、お父さんのような気分になりました」
兒玉「浅利さん、こっちが本来の姿なんですよ〜(笑) 。実は私、本番で何回もミスしてしまったんですけど、浅利さんが『大丈夫だよ』と優しく励ましてくれました。ありがたかったです!」
浅利「そうしないと、俺がミスした時にみんなから責められるから…(笑)」
兒玉「みんなで励まし合って、和気あいあいとした現場でした」
――ホラー作品ですが、現場は和やかな雰囲気だったのですね。
浅利「そうですね。作品自体は怖く仕上がっていますが、撮影の時は怖い人たちの声を監督が代読して、僕たちはそれに対してリアクションをとるので、やや面白い空気が漂っていました(笑)」――カメラを複数台設置して、長回しで撮っていく特殊な撮影法と伺っています。難しかった点はどこですか?
兒玉「とにかく、セリフ量が多かったので大変でした。普通のドラマはワンシーンずつ撮りますが、このドラマはカメラを15台くらい一斉に回して、10シーンくらいまとめて撮るんです。成功すれば早く終わりますが、NGを出したらはじめからやり直しというプレッシャーがあり、かなり鍛えられました」
浅利「セリフの多さはもちろん、何より大変だったのは、自分でカメラに映り込まなければいけないところ。基本的にカメラは置きっぱなしなので、目線と違う高さにあると、セリフが言いづらかったり、誰に向けて言っているのかがはっきりしなかったりするので大変でした。自分がしゃべっていない時も、ずっとカメラが向いている状況なので、ラジオの収録っぽさがリアルに出ていると思います」
兒玉「本当にラジオ収録のような感じで、台本を見ながら進めて、でもそれが本番で…というリアリティーと台本の狭間みたいな感じで、ずっと緊張していました」
浅利「全体を通して、スリルのある現場でしたね」
――ドラマには毎回豪華なキャストがゲスト出演します。特に印象に残っている方は?
兒玉「私はLiLiCoさんです。初めてお会いしましたが、明るく本番を盛り上げてくださって、楽屋でもマシンガントークで、ずっと笑いが絶えませんでした。すごく楽しかったです」
浅利「本当にラジオブースみたいになってたよね」
兒玉「楽屋でもLiLiCoさんが進行していました(笑)。やはり映画の話題が多かったです」
浅利「あと『私は昭和育ちのたたき上げだから、強いのよ!』って話(笑)。テレビで見るイメージそのままで、本当に楽しい方でした。
僕が印象に残っているのは、はじめしゃちょーさんです。YouTubeではフリーダムなイメージがありますが、実際にお会いしたらとても腰が低くて、『ちゃんとした方だ!』って(笑)。
ドラマのカメラとは別に、自分のYouTube用のカメラも回していたので、休憩中もずっとオン状態のままでいるのが大変そうだなと思いました」
――原案を手がけた雨穴さんの魅力や、作品の素晴らしさをどこに感じましたか?
兒玉「身近にありそうなリアルな状況で『怖い』というのが魅力だと思います。兄弟間の格差や、口コミサイトの話など、普段の生活の中にあるものを題材にしているので、共感しながら見られるのがすごいと思いました」
浅利「シーズン1の第2話で、交通刑務所の隣に民家があり、そこに被害者の衣類をハンカチのようにたくさん飾っているという話があったんですけど、どちらが正義かわからないところが考えさせられるというか。客観的に見ると、加害者と被害者両方の気持ちが分かって、どちらがいいのか悪いのか判断がつきにくい。そこが雨穴さんの作品の魅力だと思いますし、キャラクター一人ひとりにしっかり暗い影みたいなものがあるので、面白いですよね。
SNSもよく登場しますが、現実世界のSNSでも、見た人の気持ちを考えない好き勝手な発言は多いですし、受け取る側がどう傷つくかは分からないので、本当に怖いなと思います」
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
浅利「ぜひともオムニバスで映画化してほしいので、たくさんの方にご覧いただきたいです!!」
兒玉「本当に! 映画化したいくらい面白い作品なので、ぜひ! ドラマを観ながら、SNSで感想をツイートしてくれたら嬉しいです」
【浅利陽介 プロフィール】
1987年8月14日生まれ、東京都出身。4歳でCMデビュー。幼少より、舞台、ドラマ、映画等で活躍。幅広い役柄をこなす実力派俳優として多くの作品に出演。
近年の出演作は、ドラマ「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜」シリーズ(CX)、
大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)、「義母と娘のブルース」シリーズ(TBS)、「相棒」シリーズ(EX)、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」、「手のひらの幸せ」、「空飛ぶタイヤ」、「ひとよ」、「ウェディング・ハイ」、舞台『CRESSIDA』、『怒りをこめてふり返れ』、『ボーイズ・イン・ザ・バンド』、『狐晴明九尾狩』、『冬のライオン』、『歌妖曲』など。
【兒玉遥 プロフィール】
2011年7月、HKT48の第1期生オーディションに合格。同グループのメンバーとして活動を開始し、センターポジションを務める。2016年には「第8回AKB48選抜総選挙」で、第9位に輝く。
2019年6月にHKT48を卒業し、女優としての活動を本格化。2019年9月に卒業後初の舞台「私に会いに来て」に出演。2020年3月には、舞台「改竄・熱海殺人事件」で難役の演技が好評を博す。ドラマや舞台など、ジャンルを問わず活躍中。
【第2話 「おだいこさま」あらすじ】
今回の「オビナマワイド・ネオ」は、MCに平成ノブシコブシの吉村崇、アシスタントに景井ひな、スペシャルゲストに国民的若手俳優・サトシ(西岡星汰)を迎え、生配信中。ジングルが鳴り、若手作家の内山(細川岳)と登場したサトシは、下座に座らされたことに異様に反応を示す。
サプライズのため、サトシの実家で両親に取材をしていたAD田島(兒玉遥)が1枚の写真を取り出すが、小学生の頃のサトシが写った家族写真は、なぜか奇妙な形に切り抜かれていた。
不思議に思う上村(浅利陽介)と土屋(津田寛治)に、田島はさらにおかしな話を打ち明ける。なんと、サトシの家を映した動画の中に、サトシにそっくりな人物が映りこんでいた…。
シーズン2の舞台となるのは、インターネットラジオ「オビナマワイド・ネオ」。番組プロデューサー・上村役を浅利陽介、ディレクターの土屋役を津田寛治、ミキサーの畑野役を松尾諭ほか、若手作家の内山役を細川岳が演じる。
番組MC役にいとうあさこ、大久保佳代子、吉村崇(平成ノブシコブシ)、さらば青春の光、もう中学生、はじめしゃちょー、LiLiCoほか、アシスタント役に景井ひな、井上咲楽ほか、中継レポーター役に上村ひなの(日向坂46)ほかとそうそうたる顔ぶれが勢ぞろい! 宮崎美子や矢作穂香など、豪華ゲストにも注目だ。
――まずは、脚本を読んだ時の感想について聞かせてください。
浅利「面白い言い回しのセリフがあったり、上村の立場を利用したミスリードがあったり、目的があってやっている行動を、いかに隠しながら見せるか…その塩梅が難しいと思いながら、台本を読みました」
兒玉「毎回事件が起こるので『どうなっていくんだろう?』とワクワクしながら読みました。必ず1話で完結するので、それが楽しみですし、読み手としても『この伏線は何に繋がっているんだろう?』と展開を楽しみにしながら読みました」
――今回の撮影を通して感じた、お互いの印象は?
浅利「今こうして、兒玉さんがドレッシーな装いで座っている姿を見てビックリしています。兒玉さんにとっては今が普段通りなのかもしれないけど、撮影中はAD役でしたし、包帯で顔をぐるぐる巻きにして、ほとんど顔が見えない回もあったので(笑)。
撮影中、兒玉さんがみんなに自分の写真集を見せてくれたことがあったんですけど、僕らが知っている兒玉さんじゃなかった(笑)。『偉いなあ、よくやっているなあ』と、お父さんのような気分になりました」
兒玉「浅利さん、こっちが本来の姿なんですよ〜(笑) 。実は私、本番で何回もミスしてしまったんですけど、浅利さんが『大丈夫だよ』と優しく励ましてくれました。ありがたかったです!」
浅利「そうしないと、俺がミスした時にみんなから責められるから…(笑)」
兒玉「みんなで励まし合って、和気あいあいとした現場でした」
――ホラー作品ですが、現場は和やかな雰囲気だったのですね。
浅利「そうですね。作品自体は怖く仕上がっていますが、撮影の時は怖い人たちの声を監督が代読して、僕たちはそれに対してリアクションをとるので、やや面白い空気が漂っていました(笑)」――カメラを複数台設置して、長回しで撮っていく特殊な撮影法と伺っています。難しかった点はどこですか?
兒玉「とにかく、セリフ量が多かったので大変でした。普通のドラマはワンシーンずつ撮りますが、このドラマはカメラを15台くらい一斉に回して、10シーンくらいまとめて撮るんです。成功すれば早く終わりますが、NGを出したらはじめからやり直しというプレッシャーがあり、かなり鍛えられました」
浅利「セリフの多さはもちろん、何より大変だったのは、自分でカメラに映り込まなければいけないところ。基本的にカメラは置きっぱなしなので、目線と違う高さにあると、セリフが言いづらかったり、誰に向けて言っているのかがはっきりしなかったりするので大変でした。自分がしゃべっていない時も、ずっとカメラが向いている状況なので、ラジオの収録っぽさがリアルに出ていると思います」
兒玉「本当にラジオ収録のような感じで、台本を見ながら進めて、でもそれが本番で…というリアリティーと台本の狭間みたいな感じで、ずっと緊張していました」
浅利「全体を通して、スリルのある現場でしたね」
――ドラマには毎回豪華なキャストがゲスト出演します。特に印象に残っている方は?
兒玉「私はLiLiCoさんです。初めてお会いしましたが、明るく本番を盛り上げてくださって、楽屋でもマシンガントークで、ずっと笑いが絶えませんでした。すごく楽しかったです」
浅利「本当にラジオブースみたいになってたよね」
兒玉「楽屋でもLiLiCoさんが進行していました(笑)。やはり映画の話題が多かったです」
浅利「あと『私は昭和育ちのたたき上げだから、強いのよ!』って話(笑)。テレビで見るイメージそのままで、本当に楽しい方でした。
僕が印象に残っているのは、はじめしゃちょーさんです。YouTubeではフリーダムなイメージがありますが、実際にお会いしたらとても腰が低くて、『ちゃんとした方だ!』って(笑)。
ドラマのカメラとは別に、自分のYouTube用のカメラも回していたので、休憩中もずっとオン状態のままでいるのが大変そうだなと思いました」
――原案を手がけた雨穴さんの魅力や、作品の素晴らしさをどこに感じましたか?
兒玉「身近にありそうなリアルな状況で『怖い』というのが魅力だと思います。兄弟間の格差や、口コミサイトの話など、普段の生活の中にあるものを題材にしているので、共感しながら見られるのがすごいと思いました」
浅利「シーズン1の第2話で、交通刑務所の隣に民家があり、そこに被害者の衣類をハンカチのようにたくさん飾っているという話があったんですけど、どちらが正義かわからないところが考えさせられるというか。客観的に見ると、加害者と被害者両方の気持ちが分かって、どちらがいいのか悪いのか判断がつきにくい。そこが雨穴さんの作品の魅力だと思いますし、キャラクター一人ひとりにしっかり暗い影みたいなものがあるので、面白いですよね。
SNSもよく登場しますが、現実世界のSNSでも、見た人の気持ちを考えない好き勝手な発言は多いですし、受け取る側がどう傷つくかは分からないので、本当に怖いなと思います」
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
浅利「ぜひともオムニバスで映画化してほしいので、たくさんの方にご覧いただきたいです!!」
兒玉「本当に! 映画化したいくらい面白い作品なので、ぜひ! ドラマを観ながら、SNSで感想をツイートしてくれたら嬉しいです」
【浅利陽介 プロフィール】
1987年8月14日生まれ、東京都出身。4歳でCMデビュー。幼少より、舞台、ドラマ、映画等で活躍。幅広い役柄をこなす実力派俳優として多くの作品に出演。
近年の出演作は、ドラマ「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜」シリーズ(CX)、
大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)、「義母と娘のブルース」シリーズ(TBS)、「相棒」シリーズ(EX)、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」、「手のひらの幸せ」、「空飛ぶタイヤ」、「ひとよ」、「ウェディング・ハイ」、舞台『CRESSIDA』、『怒りをこめてふり返れ』、『ボーイズ・イン・ザ・バンド』、『狐晴明九尾狩』、『冬のライオン』、『歌妖曲』など。
【兒玉遥 プロフィール】
2011年7月、HKT48の第1期生オーディションに合格。同グループのメンバーとして活動を開始し、センターポジションを務める。2016年には「第8回AKB48選抜総選挙」で、第9位に輝く。
2019年6月にHKT48を卒業し、女優としての活動を本格化。2019年9月に卒業後初の舞台「私に会いに来て」に出演。2020年3月には、舞台「改竄・熱海殺人事件」で難役の演技が好評を博す。ドラマや舞台など、ジャンルを問わず活躍中。
【第2話 「おだいこさま」あらすじ】
今回の「オビナマワイド・ネオ」は、MCに平成ノブシコブシの吉村崇、アシスタントに景井ひな、スペシャルゲストに国民的若手俳優・サトシ(西岡星汰)を迎え、生配信中。ジングルが鳴り、若手作家の内山(細川岳)と登場したサトシは、下座に座らされたことに異様に反応を示す。
サプライズのため、サトシの実家で両親に取材をしていたAD田島(兒玉遥)が1枚の写真を取り出すが、小学生の頃のサトシが写った家族写真は、なぜか奇妙な形に切り抜かれていた。
不思議に思う上村(浅利陽介)と土屋(津田寛治)に、田島はさらにおかしな話を打ち明ける。なんと、サトシの家を映した動画の中に、サトシにそっくりな人物が映りこんでいた…。