水泳の競技種目を一覧で解説!大会用水着を扱う人気ブランドも

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水泳にはさまざまな競技種目があり、それぞれの特徴を理解すると、プレーや観戦をより楽しめるでしょう。
また、水泳の大会に出場する場合は、競技種目に適した水着を着用することも大切です。

この記事では、水泳の代表的な競技種目の特徴、大会用の水着を扱う人気ブランドについて紹介します。

水泳の競技種目一覧

まずは、水泳の競技種目のなかから、国際試合で行われる機会が多い代表的なものを紹介します。

競泳

競泳は、定められた泳法で一定の距離を泳ぎ、そのタイムを競う競技です。
25mもしくは50mのプールで行われることが多く、次のような泳法や種目があります。

■自由形

自由形とは泳ぎ方に制限がない種目で、「フリースタイル」や「フリー」とも呼ばれています。

名前の通り、どのような泳ぎ方をしても良い種目ですが、最も速いと言われているクロールで泳ぐ選手がほとんどのため、実質的には自由形=クロールとなっています。

国際試合では、以下のような種目が男女それぞれで行われています。

50m自由形 100m自由形 200m自由形 400m自由形 800m自由形 1500m自由形■背泳ぎ

背泳ぎとは、仰向けの状態で泳ぐ泳法のことで、「背泳(はいえい)」や「バック」と呼ばれることもあります。両腕を交互に動かして水をかき、足を交互に上下させるバタ足で前に進みます。

国際試合では、以下のような種目が男女それぞれで行われています。

50m背泳ぎ 100m背泳ぎ 200m背泳ぎ■平泳ぎ

平泳ぎは、胸の前で両腕を大きくかき、同時に足を一蹴りして前に進む泳法です。「ブレストストローク」や「ブレ」と呼ばれることもあります。

国際試合では、以下のような種目が男女別に行われています。

50m平泳ぎ 100m平泳ぎ 200m平泳ぎ■バタフライ

バタフライは平泳ぎから派生した泳法で、両腕は回すように水をかき、両足はバタフライキック※によって推進力を得て前に進みます。まるで蝶が飛んでいるように泳ぐ姿勢が特徴的な泳法です。

国際試合では、以下のような種目が男女別に行われています。

50mバタフライ 100mバタフライ 200mバタフライ

※バタフライキック:両足を同時に上下させ、足の甲で水を蹴ること。ドルフィンキックとも呼ばれる。

■個人メドレー

個人メドレーとは、1人の選手が定められた距離の4分の1ずつを、異なる4つの泳法で泳ぐ種目です。
バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の4つを、以下の順番で泳ぎます。

バタフライ 背泳ぎ 平泳ぎ 自由形

個人メドレーは競泳のなかでも比較的新しい種目で、1964年の国際大会で初めて採用されました。
現在の国際試合では、以下のような種目が男女別に行われています。

200m個人メドレー 400m個人メドレー■リレー

リレーは4人1組のチーム対抗で、選手がそれぞれ定められた一定距離を泳ぎ、タイムを競う種目です。

自由な泳法で泳ぐことができるため、さまざまな泳法のなかでも最もスピードの速いクロールで泳ぐ選手が多いです。

国際試合では、以下の2つの種目が男女別に行われています。

4×100mリレー 4×200mリレー■メドレーリレー

メドレーリレーもリレーと同様、4人の選手がそれぞれ定められた一定距離を泳ぎ、タイムを競う競技です。
泳法と順番は、以下のように定められています。

背泳ぎ 平泳ぎ バタフライ 自由形

個人メドレー競技とは泳ぐ順番が異なるのが特徴です。

国際試合では、男子・女子・混合の3つの種目で4×100mのメドレーリレーが行われています。
競泳競技で、唯一男女混合チームによる種目があるのも、メドレーリレーならではと言えるでしょう。

マラソンスイミング

マラソンスイミングとは、海や川、湖などの自然環境のなかで行われる水泳競技で、オープンウォータースイミングとも呼ばれています。

男女ともに10kmを泳ぎ、約2時間にもおよぶ競技で、スピードはもちろん、持久力が試されます。

マラソンスイミングは、2008年の国際試合で正式に初採用された、比較的新しい競技です。

飛込

飛込は、一定の高さの飛び込み台から空中に飛び出して、着水までの一連の動作の技術や美しさを競う競技です。

国際試合では、以下のような種目が男女別に行われています。

3m飛板飛込 10m高飛込 シンクロダイビング3m飛板飛込 シンクロダイビング10m高飛込

シンクロダイビングは2人1組で行われる種目で、2人の選手の演技の同調性も審査対象となります。

水球

水球は、プールで行われる唯一の球技です。

1チーム7人で2チーム、合計14人の選手がプールに作られたコートの中でボールを奪い合い、ゴールを決めると得点が入ります。

試合時間は1ピリオド8分を合計4ピリオド、国際試合では男女別のチームで試合が行われます。

底に足が着かない水深の深いプールで行われるのも特徴です。

アーティスティックスイミング

アーティスティックスイミングは、音楽に合わせて体を動かし、技の難易度や表現力、チーム内の同調性などを競う種目です。

2018年までは「シンクロナイズドスイミング」の名称で親しまれていました。国際試合では、女子のみで実施される種目と男女混合で行われる種目があります。

以下の種目は女子のみで行われています。

ソロ デュエット チーム フリーコンビネーション※1 ハイライトルーティン※2

男女混合では、ミックスデュエットが行われています。

種目のなかにはそれぞれ、定められた動きを入れて演技するテクニカルルーティンと、自由に演技するフリールーティンの2種目があります。

※1 フリーコンビネーション:ソロ・デュエット・チームを自由に組み合わせて演技を行う種目
※2 ハイライトルーティン:アクロバティックな動作や連結動作を組み込んだ演技を行う種目

水泳大会出場者向けの競技用水着を扱う人気ブランド

続いては、大会出場者向けの競泳用水着を扱う人気ブランドについて紹介します。

競泳用水着以外にも、エクササイズや水中ウォーキングなどのフィットネスにおすすめのものも多く展開しているので、チェックしてみてください。

arena(アリーナ)

アリーナは、1970年にフランスで設立されたスイムウェアブランドで、主に競泳水着を展開しており、世界中のトップスイマーに支持されています。

公式大会で着用が義務付けられていることが多いFINA承認マーク付きの商品も取りそろえているため、大会出場を目指す人にぴったりです。

アリーナの競泳水着は、着圧が高く、水の抵抗を軽減できるレーシングモデルから、初心者スイマー向けのモデルやフィットネスモデルまで幅広く展開されています。

大会出場者はもちろん、水泳を楽しみたい人も、自分のレベルに合った水着を見つけることができるでしょう。

水泳の競技種目は意外と多い!特徴を覚えて楽しもう

水泳の競技種目は、泳ぐ速さを競う競泳だけではありません。

水球やアーティスティックスイミングなど、さまざまな種目の国際試合や大会が開催されています。

それぞれの競技種目の特徴や違いを理解すると、試合観戦をより楽しめるようになるでしょう。興味を持った種目があれば、実際にプレーしてみるのもおすすめです。

今回紹介した競泳用水着を手掛ける人気ブランドでは、初心者向けの水着も多く展開しているので、水泳を始めるときはぜひチェックしてみてください。