伊東純也(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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24日、第2次森保ジャパンは初戦でウルグアイと対戦。前半1点を先行されるが75分、西村拓真が決めて同点に追いついた。試合はそのまま1-1で終わっている。

なかなかウルグアイのペナルティエリアを攻略できない、じりじりした時間が続いていた61分、堂安律に代わって伊東純也が右サイドに入った。1分後、最初に来たパスは球足が延びてタッチラインを割ってしまう。

だが次のボールではマークを外すと、相手のスライディングに引っかかりながらも体勢を立て直し、右サイドからクロスを送った。さらに上田綾世とのワンツーからペナルティエリアで倒される。

相手が一瞬先にボールに触れていたためPKにはならなかったが、その後の日本の右サイドは伊東の独壇場。そして75分、右サイドからグラウンダーのパスを供給すると中央で西村が合わせた。

「自分が入ったらどんどん仕掛けてチャンスを作ろうと思ってたんで、うまく1点入って、最悪負けなくてよかった」

試合後、伊東はこの日トライしたサイドバックが中央に入ってくるシステムについて、冷静に試合を分析した。

「サイドバックが中入ってポジションを取るぶん、パスが受けられる感覚はありました。でも前半は特にパスを受ける位置が低かったりして、サイドバックが中に入った時に効果的に受けられていなかった」

その問題点を解決し、日本にグッと流れを引き戻したのが、今回選ばれたメンバーで上から3番目の年齢になった伊東だった。

「まだ30歳で衰えは全然感じてないですけど、衰えてると言われないように、どんどんプレーしていかなきゃいけないと思います」

伊東はそう言うとニコリと笑って報道陣の前を去って行った。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】


(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



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