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●老舗味噌店「ひかり味噌」がつくる、発酵食材を使ったジェラート「gelato」。「味噌×キャラメル」や「甘酒×バナナ」など、今までにないユニークなジェラートの味わいは？

　1936年創業の長野県発・老舗味噌店『ひかり味噌』が、発酵食品の新しい楽しみ方を提案するために立ち上げたブランド『buquerico（ブケリコ）』。「味＝和食」などの固定観念を覆す、ユニークな商品が展開されています。

「gelato（ジェラート）」は、「発酵と遊ぶ、甘いだけじゃないジェラート」がコンセプト。「味噌×キャラメル」、「甘酒×バナナ」など、ほかでは出会えないフレーバーが並びます。いったいどんな味がするのでしょう？

ミルクのコクと味噌の塩味が絶妙！「出会い ミルク／味噌」

「gelato」のラインナップは現在6種類。今回は、味噌を使った「出会い ミルク／味噌」「ほろにが キャラメル／味噌」、2月に追加された新作フレーバー「再会 甘酒／ゆず」と「誘惑 チョコレート／くるみ」をいただきます。

550円（税込）

　まずはシンプルな「出会い ミルク／味噌」から。味噌汁や味噌煮込みうどんなど、味噌を使った料理が大好物の筆者ですが、味噌スイーツは初めて。見た目は普通のミルクアイスとそれほど変わりませんが、いったいどんな味がするのでしょう？

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　スプーンを入れてみると、冷凍庫から出したてでもスルッとすくえるほどなめらか。アイスの中にポツポツと浮かぶ茶色の粒は麹粒だそう。

　フレッシュなミルクの中にほんのりと味噌の塩味が加わり、甘じょっぱくてクセになる味！　味噌の風味を感じつつ、ミルキーさのある味は少しレアチーズに似ているかも？　チーズよりも後味が爽やかで、一口食べるとやめられなくなるおいしさです。

キャラメルソースのほろ苦さが味噌に合う「ほろにが キャラメル／味噌」

550円（税込）

　お次は「ほろにが キャラメル／味噌」。先に「出会い ミルク／味噌」を食べていたので、味噌の甘じょっぱさとキャラメルのほろ苦さが合わないはずがない！　フタを開いたこのビジュアルも見るからにおいしそう……。

　実はこのキャラメルソース、強めに加熱することであえて苦味を強めに引き出しているそう。濃い甘さと、ほろ苦い後味が味噌風味にばっちり合っています。こちらはジェラートに生クリームが加えられているので、「出会い ミルク／味噌」よりもやや甘みが強く濃厚。苦いコーヒーとともに味わいたい、大人のキャラメルジェラートです。

雪のような口どけとゆずの香りがたまらない「再会 甘酒／ゆず」

550円（税込）

　新作の「再会 甘酒／ゆず」は、国産米麹を使用した手作りの甘酒に、ゆず果汁をたっぷり加えたシャーベット。アルコールフリーなので、小さな子どもも一緒に食べられますよ。

　雪のように柔らかく、サラサラで、あっという間に舌の上でとけ、ゆずの爽やかな香りが鼻を抜けていきます。これは夏のジメジメと暑い日に食べたい味！　甘さが極限までおさえられているので、素材本来の味わいが感じられるのもいいですね。

濃厚なチョコレートとザクザクのくるみが相性抜群「誘惑 チョコレート／くるみ」

　こちらはもう一つの新作フレーバー「誘惑 チョコレート／くるみ」。「あれ、発酵食品は？」と思われるかもしれませんが、実はチョコレートだってれっきとした発酵食品！　カカオの芳醇な香りと複雑な味わいは、発酵させることによって生まれるものだそうです。

　著者は無類のチョコレート好きで、アイスクリームもチョコレート派ですが、甘すぎるのはちょっと苦手。しかし「誘惑 チョコレート／くるみ」はほどよい甘みで、カカオの苦味がしっかり感じられます。くるみの食感も合わさると、なんとも美味！

　こちらのジェラートはやや固めなので、少し柔らかくなるまで置いてから食べれば、ねっとりと濃厚なチョコレートのおいしさが楽しめます。

調査結果

　発酵食品を使った「gelato」は、素材それぞれの魅力を存分に引き出した新感覚の絶品ジェラート。どれも甘さ控えめなので、甘いものがあまり得意でないという人にもおすすめ。複数のフレーバーがセットになったギフトボックスもあるので、贈り物にもぴったりです。

（撮影・文◎藤間紗花）

●DATA

buquerico（ブケリコ）

https://www.buquerico.shop/