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●『かつや』合い盛りシリーズの新作「鶏だんごとチキンカツの合い盛り」を調査

　揚げ物好きの心と胃袋を全力で鷲掴みにしているとんかつ・カツ丼チェーン『かつや』では、ただ今期間限定にて「鶏だんごとチキンカツの合い盛り」を提供しています。

メニュー表

『かつや』フリークを含む全国各地の腹ぺこピープルズからの視線がいつも以上にヒートアップしている今回のメニュー、注目は何といってもこれまでになかった新機軸な一品「鶏だんご」といえるでしょう。衣を纏わせてサクッと揚げ、粉チーズ掛けのトマトソースで仕上げられた一品は、果たしてどんなテイストとなっているのか、そしてお馴染みのチキンカツが盛られた“チキン尽くし”の一杯はどれほどの食べ応えと美味しさを体感させてくれるのか。さっそくお店にて、そのお味を実食にて確かめて見たいと思います！

今回は「合い盛り丼」759円（税込）をオーダー。おかずとご飯がセパレート＆とん汁（小）が付く「合い盛り定食」869円（税込）もあります

　WBC真っただ中であることを意識したのか、メニューでは具材の構成（鶏だんご×3個とチキンカツ1枚（※半分にカット））を「3ボール1チキン」と捻った表記になっておりましたが、運ばれてきた丼はというとこれがまたドーンという表現がぴったりのボリューム感。丼のフチからはみ出るチキンカツ、1個が3～4cmはあろうかというトマトソースを纏った鶏だんごが3個、両者の隙間を埋めるようにキャベツの千切りが盛られております。すげえなこれ…。

「鶏だんご」は挽き肉がみっちりと固められた仕様。食感も食べ応えも抜群！

　最初に箸を付けたのは、もちろん注目の鶏だんご。ずっしりとした重みを感じつつガブリ。トマトソースの酸味、衣のサクサク感に続いて口の中に広がった鶏だんごは、肉汁が溢れることはなく、また挽き肉がほろほろっと崩れるわけでもない、とにかくしっかりとした噛み応えを感じさせてくれます。また、噛み締める度に、軟骨のコリコリっとした食感が心地いいアクセントに。肉自体の下味は控え目で鶏肉の味わいが残り、トマトソースの強めの酸味と旨みが加わってもテイストのバランスが崩れることなく「鶏だんご」として美味しくいただけます。1個が大きいし、ご飯なしの単品料理で食べられちゃいますね。

「チキンカツ」は鶏もも肉の薄切り。ジューシーで柔らかです！

　そしてもうひとつの主役であるチキンカツへ。大きい1枚が半分にカットされ、たっぷりとソースがかけられています。味は、柔らかくて脂のしっとり感がうんめえ！　薄くスライスされた鶏モモ肉は、皮目が残っていてジューシーで、衣のサクサク感とソースの甘っ濃い味にピッタリとマッチ。ひと口だけでご飯が3回かっ込めるほどの美味しさです。

　キャベツの千切りがトマトソースの酸味を緩和し、シャキシャキ食感はチキンカツ、鶏だんご、ご飯のいずれとも違和感ナシ。順繰りローテで休むことなく食べ続け、無事完食。ごちそうさま！

まとめ

店頭POP（食楽web）

　今回のキーである「鶏だんご」は、サイズと食べ応えがあまりに抜群すぎて、単品メニューの方がむしろしっくりくるような味わいに感じました。もちろん、丼のご飯を食べるための具材として成立はしていますが、ご飯のおかずとしての鶏だんごとは、ちょっとイメージが違ったかなというのが率直な感想。もうちょっと柔らかめの仕上げで、肉汁溢れるジューシーさがあって、トマトソースの酸味よりもデミグラス、何ならチキンカツのソースがかかっていた方が、よりご飯に合っていたのではないかと思いました。

　鶏だんごがそんな印象だったせいもあってか、もう一方のおかずであるチキンカツの美味しさがものすごく際立っていました。合い盛りの相手に合わせて厚みやサイズを微妙に変わっているんですが、今回はこのチキンカツだけで丼一杯を食べたくなったほどの絶妙な仕上がり！　もしこの先に野球系イベントとメニュー提供が運よく重なった際は、「2ボール2チキン」の組み合わせもご検討いただけると嬉しいです（笑）。

　美味しさに加え、食後の充実感が半端なかったのも印象深かった「鶏だんごとチキンカツの合い盛り」。テイクアウト用の「弁当」メニューも用意されていますので、ぜひこの一杯でホームラン級の味わいを体感してみてください。

●DATA

鶏だんごとチキンカツの合い盛り

期間：2023年3月10日（金）～　※期間限定・なくなり次第終了
販売：一部店舗を除く国内の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/
※店舗によって価格が異なる場合あり